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対称性を破って現実⇔異世界変革  作者: 社畜を辞めたい
第三章 ケフの大森林
44/65

第44話 パーティメンバー発見(R15版)

R18版をノクターンノベルス様に投稿しております。

タイトルは「対称性を破って現実⇔異世界変革(R18版)」です。

R18版を修正して、R15版を作成しました。

俺はゴブリンロードに攫われた、

リーンちゃんのパーティメンバー、

クラリスを探している。


俺の背中には、

パーティリーダーのフレンダさんが、

掴まっていて、協力してくれている。




「いたっ。」


フレンダさんの索敵に引っかかったらしい。

右前方をフレンダさんは指差している。


俺はそのまま進み、

その地点の風下まで移動してから、

スキル、支配(対称性)を発動して、

俺達の動きの内、前に進む動きの速さを0にする。



「どんな感じでしたか?」


「ゴブリンロードが一体、

 ゴブリンは数十体かしら。

 クラリスは……怪我が酷そうよ。」


つまり、状況は悪いが、

最悪では無いって所か。


「降りて近付きますか?」


「そうしましょう。

 付近に他のモンスターはいない。」


俺はスキル、支配(対称性)を発動して、

俺達の動きの内、

地面方向の動きの速さを追加する。

地面に到達したら、その速さを通常に戻す。




「見えないんですけど。」


木々の下は、既に暗闇が支配している。

……まぁ、目が慣れれば、

少しは見えそうだけど。


「私に掴まって。

 でも、足元に気を付けて。」


「分かりました。」


松明を持って来てはいるが、

そんな物に火を付けたら、

モンスターに気付かれるからな。






ゴブリンの騒ぐ声や、枯れた悲鳴、

不快な音がする。


他にも、何かを咀嚼する音とか。

まぁ、ゴブリン村に囚われていた女の子達を見れば、

何を咀嚼しているかは明白だ。


「魔法を使っています。」


フレンダさんの後を追う事暫し、

ゴブリン達の焚き火の明かりが見える頃、

魔力操作が魔法を感知した。


こちらを狙っているとか、

そういう使い方ではない。


「えぇ。

 なにか光ったみたい。」


……それって、火だよなぁ。

ゴブリンロードの方向を見詰めると、

僅かな光が、出たり消えたりしている。


「もう少し近付くけど、

 いつでも戦える様にして。」


「分かりました。」


俺はゴブリン村で回収した長剣を二本、

両手に持って準備をする。


切っ先を地面に向けて、

バッテンを作る様に、

剣の腹をゴブリンロードに向けて構える。


もちろん、ゴブリンロードへの表面積を、

最大にする為だ。

切っ先を向けたまま、大きい速さで打ち込めば、

肉体を貫通してダメージが、

少なくなりそうだからな。




フレンダさんを追いかけて、

3本目の木まで移動した。

ここからなら、よく見える。


ゴブリン達は焚き火を囲い、

ゴブリンロードがクラリスを弄ぶさまを、

楽しんでいるらしい。


クラリスは右手に頭を向けて押し倒され、

ゴブリンロードはその上で彼女を弄っている。



ゴブリンロードは指先に炎を作り出し、

悲鳴や体の反応を楽しんで居るらしい。


クラリスの腕は両方とも無くなっている。

もちろん、切断面は炎で焼かれ、

出血死は防がれているが。


それに、数カ所、体が欠損している。

やはり、この夢のゴブリンは、

女の子で二つの欲を、

同時に満たすらしい。



クラリスの悲鳴は苦痛に歪んでいるが、

まだ正気を残しているらしい。


足や上半身がバタバタと藻掻いているが、

それもゴブリンロードの、

力の前に無力だ。


ゴブリン達は大層楽しそうだ。

ゴブリンロードがクラリスを痛め付ける度に、

歓声を上げている。




兎も角。

ゴブリンロードはクラリスで遊ぶ事に、

夢中になっていて、

俺達には気付いていない。

ゴブリン達はその光景に釘付けだ。


フレンダさんは涙を流しながら、

その光景を凝視している。

まぁ、あまり見ない方が良い様な気がするが。




俺はただ、その瞬間を待つ。

繁殖する為の女では無く、

遊ぶ為の女として扱われるクラリスを視界に入れながら。


俺はフレンダさんの肩に手を置き、

後ろに下がらせ、彼女を背負う。


フレンダさんは、凄く震えている。




ゴブリンロードの隙を狙って、

俺はスキル、支配(対称性)を発動して、

二本の剣の動きの内、

ゴブリンロード方向の動きの速さを追加する。

ゴブリン村の丘を吹き飛ばした攻撃より、

更に多くの速さを追加する。


フレンダさんに確認をせず、

剣をゴブリンロードに向かって、

放つっ!!

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