第33話 パーティメンバーへの招待
俺はリーンちゃんが所属する、
冒険者パーティ白黒の、
モンスター退治に同行している。
今はちょっと仲間外れにされているので、
一人で木の枝を拾っている。
飛び道具を主に使っているが、
何も持って来なかったからな。
今度からは小石を袋に詰めて、
持ち歩こうと思う。
まぁ、袋を買うお金もないんだけど。
「トモエさん、お待たせしました。
戻りましょうか?」
リーンちゃんが迎えに来てくれた。
なんか、そわそわしているけど。
「あ、はい。
戻ります。
何、話していたんですか?」
「貴方の事です。」
そう言って腕を組まれた!
果実の感触がっ。
感触がぁ!!
「おぉ、早速やってるな。」
クラリスさんとミルクさんは、
モンスターの解体をしていた。
ニースちゃんは周辺警戒かな?
「誘惑ですか?」
フレンダさんに確認する。
あのリーンちゃんが、
いきなり腕を組んでくるなんて、
そうとしか思えない!
そして命じたのは、
フレンダさんでは?
「悪い気分じゃないだろ?」
こんな美少女にくっ付かれたら、
幸せな気分になるさ。
「もちろん、とても嬉しいです。」
リーンちゃんが、ちょっと赤くなった!
可愛い!!
「トモエさんは、何か目的がある?」
「いえ、特に目的らしい目的は。
ただ、リーンちゃんはいい子だなーとか。」
夢を見る時に、目的ってあるのか?
いや、記憶の整理とか、
色々働きはあるけど。
「エリッヒに来たのは偶然?」
起きたら近くに居ただけだから、
偶然だな。
その時には、他の城塞都市が、
無かっただけかもしれないけど。
「はい。気付いたら着いてました。」
「気付いたらって、
放浪の旅でもしていたの?」
「多分、近い事だと思います。」
現に夢の中を放浪している。
「今は魔法使いとしての指導を求めて、
私達と一緒にいるんだよね?」
「リーンさんにバレてしまった時に、
強く勧めて貰ったので。
そうでなくても、取り敢えず、
納屋には泊まり続けるつもりでした。」
なんたって、リーンちゃんがいるからね!
手に入れたい!!
「それなら、決まりかな。
トモエさん、私達のパーティに入らない?」
なんだろう。
嬉しいはずなのに、
蛇に睨まれた蛙の気分だ。
「この状況で言われても、
あまり嬉しくないんですが。」
「ハッハッハ。
でも、他のパーティに先越されるよりは、
いいと思ってね。
君の力を見込んで、唾を付けたのさ。
リーンの気持ちもあるから、
あまり無茶な事はやらせられないけど、
そうやって歩く位は、いいんじゃないか?」
「リーンさん、いいんですか?」
俺としては、とっても嬉しいけど!
「私もトモエさんには、
パーティメンバーになって欲しいですし、
たまになら我慢します!」
あぁ、うん。
我慢しているんだね。。
俺はこんなにも嬉しいのにっ!!
「リーンも経験すれば、
こんな事何とも思わなくなるさ。」
俺にウインクしてくれる辺り、
これはサービスかな。
「な、ぬぁにいってるんですかぁーー!!!」
真っ赤なリーンちゃんも、
可愛いよっ!!




