阪急電鉄の中吊り広告炎上事件を見て、月の手取り10万円未満の筆者が思ったこと。
月50万円貰う代わりに生き甲斐を捨て破れてしまったハートを売り物にするのか
月30万円の楽しい仕事を選んで差額をビューティフルなエネルギーに変えるのか
みたいな感じの何かが炎上したらしいですね(投げやり)
解り辛いし大して面白くも無いネタはさて置き、筆者が件の事件を見て思ったことを書いていきたいと思います。
先ず最初に思ったのが、
「妥協しても俺三個分……!」
でした。
キティちゃんが丁度りんご三個分なので、
筆者はりんご、英語でapple、
すなわちジョブズみたいな存在となるわけなんですが、何故か手取り10万未満なんですよ、おかしいんごねぇ……(頭が?)
もうお気付きですね?
こういう内容のエッセイです。
申し訳ございません、このようなエッセイで。
隙あらばどころか終始自分語りなのもアレなので、twitterで見た件の中吊り広告に対する反応を挙げてみます。
「月30万貰えりゃ、そりゃ楽しいだろうよ」
おやおや、金額的には妥協案だった筈なのに、おかしいですねぇ。
でもホントそうですよ、何せ筆者の三倍ですからね。三倍って言ったらそりゃあもう凄いですよ、例のプール付きのマンションに住んでベッドで黒霧島な毎日を過ごすことが出来ます(出来ません)
……いや、出来るかも?
上流階級の生活を想像することが出来ない、寂しい下流の人生を歩んできた自分が情けなくなって涙が出そうです。
こんなのもありました。
「こちとら月15万で生き甲斐の無い人生を送ってるんだが?」
なかなか厳しい生活を強いられてるようです。
筆者の1.5倍の額ですね。
それでも辛いと言われているのだから、りんご三個分がどうのこうのなんてふざけた事言ってる場合じゃない気がしてきました。
でもね、正直もう達観というか諦観というか、悟りがちょっと開き始めちゃってるみたいなとこ、あるんですよね。
非常に危険な状態です。欲しい物を声高に叫んで覇気を取り戻さねばなりません。お昼を一袋80円の菓子パンで済ませて一人兵糧攻めごっこしている場合ではないですよ。
さあ皆さん御一緒に――――――――
5000兆円欲しい!!!!
5000兆円あったら菓子パン何個食べられるんでしょうか。
りんごn個分とか、ハンバーガーn個分とか、色んな換算方法がありますけど、皆さんはこういう時何を基準にしていますか?(唐突な投げかけ)
ただ、仮に5000兆円貰えたとしても全額手元には残らないですよね。
そうです、税金です。
資産額が増えれば増える程、かかる税率が上がると聞きました。
詳しくは知らないのですが、5000兆円の場合どれくらい税金として徴収されるのでしょうか?
例えば半分とすると、残りは2500兆円ですね。余裕で余生を過ごせますね。というか何回転生すれば使いきれるんだって感じです。5000兆円凄い(小並感)
余りにも残り過ぎなのでもう少し税率を重くしてみましょう。
大胆に九割としてみました。
残りは500兆円です、桁が一つ減りました。
筆者はほんの一瞬だけ焦燥感のようなものが湧きましたが、皆さんはどうでしたか?
見た目のインパクトは減りましたが、『兆』がついているのでこれでも超余裕です。5000兆円凄い。
ここまで書いて大事な事に気付きました。
税金って、一回払ったら終わりじゃないですよね?
5000兆円得たとして、それはそのまま資産になり、そして資産にかかる税金という名目で筆者の5000兆円は延々と奪われ続けてゆくのでは無いでしょうか。税率九割にしたら一瞬で無くなっちゃいます。
おのれ……俺の5000兆円返せ!!
失ってしまったものは取り戻しようがないので潔く諦め、奪われた5000兆円がどの様に利用されるのかを考えましょう。
税金として徴収されたのだから、それは当然国の税収となるわけですよね。税収5000兆円……結構凄い額なんじゃないでしょうか。数十円をケチる世界で生きているので、どれくらい凄いのか全く想像できませんがきっと凄い額なんだと思います。国は大儲けですね。
つまりですよ、筆者に5000兆円を与えてくだされば、最終的に国に5000兆円の税収が入り、経済面での様々な問題が解決するわけですね。
なので、どなたか5000兆円ください!!!
上手いこと纏まったところで話を中吊り広告に戻しましょう。
そういえば、こんな意見もありました。
「50万や30万は、飽くまで例え話なのでいちいちそこに噛み付くのはおかしい」
ド正論ですね。
サタニズムならぬサターニズムですね。綴りはsaturnizmでしょうか。それは土星論ですね。申し訳ございません、このような(以下略
激寒ギャグについてはもう忘れてください。記憶を失え!!!!
50万、30万という目に見えている数字に騙されてはいけませんという話ですね。ですか?
本当に大事なものは目に見えない、目ではなく心で見るのじゃ……!
心眼なんていうスキルは持っていないので、とりあえず引き算をしてお茶を濁してみましょう。
50-30は20、20万ですね。筆者の2倍です。
20万を諦めて生き甲斐を取るという考え方ですね。
つまり、筆者2個分を生贄にして、ブルーカラーのホワイト企業を召喚するということでしょうか。滅びのなんとかストリームですか?
強引さが際立ち始めたらネタ切れ間近です。
ブルーカラーはホワイトカラーより給料が安いみたいな表現をしてしまって、怒られそうです。実際はどうなんでしょうか。
筆者は現在、スーツを着て出社し事務をしていますが、作業着を着て現場で働いている人達よりも給料は安いです。というか筆者よりも薄給となると流石に労働基準法どうなってんだって感じです。
なぜ筆者が薄給で働いているのか、気になりませんか?
気になりませんか。そうですか、すいません……。
誰も読まなそうな作品だなと、うっかり気づいてしまっても、出来上がった奇文珍文を若気の至りよろしく発表できるのがなろうの良いところですね。作品数が多過ぎるから埋もれて偶々読まれなかっただけ、とかいうテキトーな言い訳で誤魔化せるのでとっても気が楽です。
なので隙があろうがなかろうが強引な自分語りは続きます。
筆者は数年前にちょっと色々患ってしまって働けない状態になってしまったんですね。で、現在は社会復帰に向けて療養しつつ安い給料で簡単な仕事をさせて貰っている訳なんです。
が、実はメンがヘラなアレでして、完治の目処が立たないので、いずれドロップアウトしてしまうかもしれないという恐怖と戦っているのです。
そんななか、癒しと娯楽を求めネットの海をさ迷い辿り着いたのが此処、小説家になろうでした。
此処を利用した感想は、コスパ高いな、でした。
沢山の作品に触れることが出来、自作を投稿して読まれたり読まれなかったり評価されたりされなかったりで一喜一憂できる、それが実質無料なわけですから、100均ショップも真っ青でございますよ?
仕事で忙しい毎日、激務に残業で満足に余暇も取れず、預金は増えても癒しの無い生活ですり減った心は満たされず、遂には病み、結局筆者の預金と共に安定した未来は掌からこぼれ落ちていったわけです、そもそもあんまり貯金できてなかったですが。
しかしながら、薄給で働くようになり、先の見えない未来に怯えながらも、コスパ激高のなろうで活動する時間を取ることが出来、余暇を楽しむ事が出来るようになったのです。
多少ズレはありましょうが、件の広告文は、こういった『差』に重きを置いたものなのでしょう。なのでしょうっていうか、皆さん多分解った上での話なのでしょうね。
解っているにも関わらず、どうしても目先の金額が気になって仕方無いのは、やっぱり皆さん『お金が欲しい』からなんでしょうね。筆者も欲しいです、お金に困ってますから。
要するに、『5000兆円欲しい!!!!』なんです。
最近、現在執筆中の小説を賞レースに出しました。
賞金貰って書籍化して印税でウハウハ、夢見ちゃいますね。やむやむ。
まあ現在のブクマ数などを見るに、箸にも棒にもって感じなので、別の方法でお金を稼がないと駄目そうです。残念。
人それぞれの生き方があると思います。
月50万で生き甲斐の無い生活、
月30万の楽しいワークライフ、
その他諸々、人それぞれです。
筆者は、
月10万未満の、焦燥感と充実感で満ちた生活
を、選択しました。
もしも自由に選択出来るとしたら、皆さんは何で満ちた生活を選びますか?
疲弊感でしょうか、
充実感でしょうか、
焦燥感でしょうか、
それとも、5000兆円でしょうか、
さあ皆さん御一緒に――――――――
5000兆円欲しい!!!!
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。