菜須よつ葉さんから。よつ葉の看護日誌風SS
☆☆大学看護学部看護学科
「おのっち、また課題ミント君に手伝わせてるの?」
美羽ちゃんが小野君に声をかける。
「土田、お前人聞きの悪い。手伝わせてる。なんて、手伝ってもらってる。とか可愛く言えないの? 女子力低めだぞ!」
小野君が反撃を試みたが、一瞬で撃沈。
「なんか文句あんの!」
睨み付けてこの一言はかなりキツイ。
「いえ、何でもないです」
遂に、小野君が静かになった。
「ミント君も、ちゃんと断って良いんだよ! ミント君は優しいからね」
美羽ちゃんがミント君にアドバイス?を送っていた。
そこへ班長の紺野君がやって来た。
「小野、またミントに頼ってんのか? たまには自分で取り組まないと後からどうなるのか考えた方がいいぞ」
とキツめのお小言をいい放ち、他のメンバーに声をかける班長
「土田とミントは、実習服に着替えて実習室2へ集合な」
「班長 何するの?」
ミント君が、質問をする。
「居残り後輩の指導を紺野班が任された」
「よつ葉や他のメンバーは?」
美羽ちゃんが質問をする。
「先に行かせてある」
なるほど。美羽ちゃんが納得をしたところで小野君以外がお手伝い学生をするそうだ。
「ミント先輩、血圧測定がうまくいかないです」
いきなり後輩に捕まったミント君。
「聴診器のあて方が、違ってるからじゃないかな? もう一度やってごらん」<br />
丁寧に教え自分で理解するまで解答を言わない親切なやり方をしているミント君。
「ミント先輩!! 腫瘍触診のコツ教えてください」
と胸の模型を笑顔で指差す、男子看護学生後輩君。
「ミント先輩、お手本をよろしくお願いします!」
後輩に何やかんやと触診をやらされるミント君の周りにはたくさんの後輩たち。
触診の手本を見せるミント君。
「さぁ、覚えたかな? やってごらん」
後輩に指導するミント君に、おふざけする後輩の姿も……
「ミント先輩! ミント先輩は大きい方が好きですか?」
いきなり後輩に答えにくい質問される。
「・・・・・」
「ミント先輩、照れてます?」
きゃあ~~、ミント先輩可愛い!!
何やら後輩達から大人気のミント君。
「ミント君、遊ばれてない?」
「バカだねぇ、よつ葉。後輩たちの間でミント君はジャニーズより人気あるんだからね。下手なことすると帰り道、怖いことになるよ」
「えっ? マジでぇ?」
「・・・・・」
これから、ミント君に意地悪しないでおこう。と決意するよつ葉でした。
その間ミント君は、聴診器で聴診の練習と言って上半身脱がされ、数人に聴診されるミント君。お手伝い学生が終わる頃には疲れ果てていたミント君でした。
まさかの、看護日誌に俺を混ぜ込むと言うSSでした。実話を元にしたエッセイで遊ぶとは、なんと言う柔軟な頭。
って言うかこれ、口調と人気っぷり考えると、俺が爽やかイケメンになってて吹きそうになったww
よつ葉ちゃん。今回も面白いSSをありがとうございました。