表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/25

第22話 演説と戦争準備

その日、世界に衝撃が走った。

世界最強の証明であるSランクの冒険者8人がラシス帝国に宣戦布告したのだ。

これは各国の王の元に迅速に届けられた。 反応は、無理だと蔑む者、彼等ならもしや……と思考する者、など様々だった。


そしてここ、旧ジャナの森に置いて布告をした8人のSランク冒険者、パーティー名「欲望と蛇」の面々と"ある境遇"を持つ人達が集まっていた。


___________________________________________________



俺は創った演説台の上に立っていた。

これから俺は帝国と戦争をする。これは俺が戦えば一瞬で片がつく、だがそれでは面白くない。だから俺はこの世界の人達と戦う事にした。この五年間、ある事を条件に人を勧誘し、今日この時の為に集まってもらった。

その数、一万。

そしてその人達の前に俺は立っている。こうしてみると凄い数だ。俺は声を風に乗せ、大声で話す。


「みんな! 今日は急な招集に応じてくれてありがとう! 知ってると思うが俺は「欲望と蛇」リーダー「ヴォロス」だ!」


あれから俺は名前を少し変え、ヴォロスにした。ウロを消しただけだがこの世界の人にとっては分かりやすいらしい。


「今日、みんなに集まってもらっているのには理由がある! この日、この時を持って、俺はかの帝国〈ラシス帝国〉に宣戦布告をした! 今日集まって貰った理由はただ一つ! この戦争、皆にも参加してほしい!

勿論こちらでも出来る限りの支援をする。だが、戦いたく無いのならこの場から去ってもいい。別にそれを責めようとはしない。むしろそれが当然だと思う、何たってこれから挑む帝国は200年栄えた紛れのない強国、その強国をここにいる人達だけで落とそうとしている。逃げたって当然だ。

だが、君達は今この場所に立っている。 その時点で俺達は勝者だ! これは覆る事のない絶対不変の理である。 この俺が約束しよう! その上でこの戦いに参加したく無い人はいるか?」




俺の質問に答えたのは大地を揺るがすほどの歓声だった。


「あんたについてくぜ!」

「俺はあんたらに助けられた、今度は俺達が助ける番だ!」

「俺に出来る事なら何でも言ってくれ!」

「私も戦います!」

「僕も一緒にやらせてもらう!」など。


様々な人種、人間もエルフや獣人、ドワーフ、果てには人類の敵であった魔族まで、その全員が俺の考えに賛同してくれた。



「ではみんな聞いてくれ! 今回の作戦は「各自完全自由」とする! 俺達の尊厳を、親族を、同僚を、同郷を、愛する人を欲しいままにして、俺達から大切な物を奪った奴らに、今度は、「俺達」が!俺達の欲しい物を奴らから奪い去ってしまえ!

その為に必要な物なら何でも言え! 俺が用意してやる! それが全てを切り裂く剣でも! 理不尽を通す権力でも! 全てを買い占める財力でも! 何だって構わない!」



「さあ、始めよう! 彼の国に奪われた者達による、

『理不尽』で、

『一方的』で、

『圧倒的』で、

『超最高』な、

彼の国が滅びるまで続く「反撃(パーティー)」を!


「ウオー!!!!!!!!!!」


その咆哮は、弱者の悪足掻きなどではなく、強い信念を持った強者の開戦の狼煙だった。


___________________________________________________


みんなが落ち着いてからまた話し始める。


「まず、君達に力を与える! 帝国の兵を蹴散らすには君達の中にも辛い者がいるだろう。今から俺が力を渡す! この力を好きに使ってくれ! 《天使乃軍勢(ハルマゲドン)》 発動!


その瞬間、空中に白い巨大な魔法陣が出来、中から羽の生えた人型の生物が現れた。天使である。特徴はなく色は真っ白。顔には白い仮面を被っており、白い甲冑を着ている。 その数1万。この天使を「武具」にする。


「すまないな、お前達。」


《我ら貴方様の忠実な下僕で御座います。命令とあらばそれに応えるのが我らの存在意義であります。》


天使達から無機質な声が返ってくる。


「分かった、ありがとう。 【生命】! 【力】! 【防御】!」


まず天使達を【生命】で物質化し、次に【力】で武器、【防御】で防具に変換する。そうして出来たのが「天使乃武具(エンジェルシリーズ)」、ランクは幻想級。これを全員に与える。「強制装着」!


俺は全員にエンジェルシリーズを素早く渡す為スキルを使い装備させた。エンジェルシリーズは通常魂の中に入っていて、必要な時に具現化する仕組みだ。誰も力が手に入った事に気付けないだろう。


「俺は力を与えた! 試しに「装着」と言ってみるといい! 君達は大きな力を実感するだろう!」


俺がそう言うとあちこちで光が生まれた。それはすぐに消え、装備者を守る純白の鎧が変わりに太陽の光を受けて輝いていた。


「これにて演説を終わる。みんな! 帝国になら何をしたっていい。 解散!」


その瞬間その場にいた全員が帝国に向けて移動を始めた。





それでは皆様ヘビーな週末をお過ごしください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ