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第1話 男、神に会う。

何故だ、何故異世界に行けない………。

「何処だここ……?」


俺は気付いたら白い部屋にいた。比喩でも何でも無く本当に真っ白な部屋だ。

と言っても、四隅に「ここが端だよん☆」と言う文字が書かれてあった。

しかも良く見て見ると天井には「神様がもう少しでくるよん☆もう少しまっててね〜♡」と書いてある。


………なるほど、どうやらこの部屋を作った人?は人をイラつかせるのが好きらしい。

そんな事考えていると何処からかファンファーレが鳴った。驚いて周りを見るといつの間にか右の端にライブ会場で見るようなスピーカーが置いてあった。そして神様が来るのか正面に扉が出来てゆっくりと開き始めた。


「やっほー!元気してる?鈴木くん。」


「うぉっ!誰だ!」


扉が開いたと思ったら急に横から声がした。


「酷いなぁ〜、僕の事を覚えてないの?」


「………! お前もしかして佐藤か?」


「イエース!アイアムサトウ!」


真っ白い世界に来たのは俺の同期の佐藤だった。


「なんでお前がここに? もしかしてお前も…。」


「うにゃ、違うよ。僕はここが本当の仕事場、あの会社で働いていたのは現世体験の一環。」


「現世体験?」


「そう!僕達神様が現世に生きている人達と同じ目線で生活して、

君達の悩みを知る為にここ最近に出来た制度だよ!」


「ちょっと待て、さっきの口ぶりだとお前が神様見たい「そうだよ!」じゃないか…。」


「マジ?」


「うん、マジ。」


どうやら俺の同期だった奴は神様だったみたいだ。


「そっかー……。ってなるかアホ!」


「いてっ!何も顔面向かって飛び膝蹴りしなくても良いじゃないか!」


「意味分かんねーよ!何で死んだと思っていたら「君は本当にもう死んでいるよ。」そんな事は今はどうでも良い!あと、お前全然痛そうじゃねーよ!」


「まぁまぁ、鈴木くん。落ち着きたまえよ。」


「…………。」



〜10分後〜



「落ち着いたかい?」


「あぁ。」


「それじゃあ質問をどうぞ。」


「軽いなぁ……まぁいいか。じゃあ言うが、お前は本当に神様なのか?」


「うん、ぼくは神様。しかも、神様の中でも上位神と言う位の位の高い神様なんだよ!」


「うんすごいな、じゃあ次の質問行くぞ。」


「ちょっとぉ、扱い酷くない? まあ良いけどそれで質問は?」


「ここは何処なんだ?」


「ここは神様の住んでいる世界。「神界」の中にある転生の間だよ。

ここでは他の世界で死んだ人が転生する所だよ。」


「成る程。じゃあ次の質問に行くぞ。」


「ほい、どうぞ。」


「じゃあ質問。俺はこれからどうなる?」


「それはねぇ。僕の上司に聞いて見ましょう!」


上司だと?誰だ?


「きみのよく知っている人だよ。」


「なっ!」


「僕は神だからね!人が頭の中で考えてる事なんて分かっちゃうんだよ。」


じゃあこんなにしゃべっていたが必要なかったのか。


「出来れば喋って欲しいかな。これ長い間使っていると疲れるんだよ。」


「ほう、まぁいいだろう。」


「おい、お前いつまでかかっているんだ!


「あ、すいません超越神様。」


急に佐藤の横に40代ぐらいの人が現れた。


佐藤の反応から察するにこの人は神でしかも、超越神と言う上位神よりも上の地位の神だろう。

だがこの顔前にも見たような………?


「貴方もしかして鬼瓦さん?」


「おう、さっきぶりだな鈴木。」


そう言って鬼瓦さんは豪快に笑った。



死んだと思っていたら同期と上司が神様でした。

何だか今日はヘビーだなぁ。



それでは皆様、ヘビーな1日をお過ごしください。

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