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第9話 洞窟探索と賢者の日記 後編


下の異世界語は俺にはさっぱりだから大人しく日本語を読もう。


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?月?日


今日、俺はいつも通り高校に通っていたはずだった。

しかし、教室に入った時教室の床が光り、

気づいたらクラスのみんなと一緒にヨーロッパ風な装飾の城の中にいた。

周りには鎧を着た兵士が俺らをぐるっと囲むように立っていた。


俺らが混乱していると、ちょうど俺の後ろから女性の声が聞こえた。

驚いて振り返ると、そこには煌びやかなドレスを着たいかにもな女性がいた。

そしてとても綺麗な声で、

「勇者の皆さん! どうか、どうか私たちの国をお救いください!」

そう言った。


あの後俺らは特に何もされず個室に案内された。

どうやら説明などは、俺らが落ち着いてからするつもりらしい。

俺は混乱した中、なんとかここは地球ではないことがわかった。

なぜなら空を翼竜が人を乗せて飛んでいたり、部屋に食事を持って来た

メイドさんが猫のような耳と尻尾が出てたり、着替えを持って来たメイドの耳が細長かったりすからだ。

俺たちはメイドが持ってきた服に着替えると、玉座の間と言われていた場所に連れてこられた。

玉座の間には縦に長く一番奥は一段高くなっており、その上にある豪華な椅子には王冠をかぶり、赤いマントを羽織った男性がいた。

横に立っていた人の説明だとこの人が王様であり、俺らを呼んだ本人らしい。実際には召喚したのは王様の左にいる姫様らしいが。

王様の話によると俺たちを呼んだのは、この世界に突如現れた「魔王」と呼ばれる奴を倒すためらしい。

5年前に現れた魔王は魔物と呼ばれる怪物を大量に従えており、 以前人間の国の殆どが兵を出して戦ったらしいが現れた魔物にことごとく敗退し、現在に至るそうだ。

いかにもファンタジーみたいだが俺らには特殊な力があるようだ。試しに「ステータス」言ってくれと言われると、目の前に半透明の板が現れた。それによると俺は「賢者」らしい。

そのことを王様に言うと、とても驚いていた。

賢者は勇者の相方と言われている魔法使いの最高峰で、全属性の魔法を高いレベルで使用することできると言っていた。その後クラスのリーダーのイケメン君が勇者になり、部屋の中が大いにざわついた。

その後、全員の職業が分かるとその後は少し今後の話あり俺らは部屋に返された。

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?月?日


俺らは、城の食堂で朝ご飯を食べると練習場と呼ばれる所に連れられたどうやら俺らはここで魔王を倒すための訓練をするらしい。そこで俺らはこの国の騎士団団長により訓練されるらしい。

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?月?日


騎士団長による訓練が始まってから2年が過ぎた。あれから俺らは訓練の間に座学をし、この世界の歴史などを学んだ。宮廷魔道士さん達に魔法を教えてもらい、全属性の魔法を初級、中級、上級、超級を使えるようになった。ここ最近には魔物を倒す訓練も積み、もう少しで勇者、賢者を含む戦闘系職業の勇者による魔王討伐隊が組まれるらしい。さすがにみんなも緊張してる。

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?月?日


嵌められた。

あいつら俺らを2年間騙してた。

魔王を倒すために出発した俺らは1ヶ月の移動時間を経て魔王城周辺に着いた。そこはいかにも魔王が居そうな外見で空はそのあたりだけが曇っていた。俺らは勇者を筆頭に突撃した。そして城の中にいた魔物を倒しながらたどり着いたのは大きく豪華な扉があった。そこに入ると………誰もいなかった。

不思議に思っていると扉が突然音立てて閉まり、物陰から黒い鎧をまとった兵士が現れ、俺らに槍を突きつけた。俺らが混乱していると奥にある玉座の奥から此処には絶対にいるはずのない人が現れた。それは……

俺らを召喚した国の王だった。俺らが誰なのかが分かり、驚いていると、王様が話し始めた。

「こんにちは、勇者諸君! 早速だが………死んでくれ。」


これは後で知ったのだが。勇者には普通の人間とは違い体内に特殊な石があり、勇者のレベルが上がるたびにその石は大きくなる。その石があるおかげでいわゆるチート能力が使えるらしい。勇者のチート能力の強さはこの石の大きさに左右される。ここまではまだいい、問題はこの石を使えるのは勇者だけでは無いと言うことだ。すなわち、この石を体内に取り込むか、専用の道具にはめれば勇者の力が誰でも使えると言うことだ。俺らを召喚した国は何十年も前から勇者を召喚し、レベル上げさせ石、つまり勇者の力が強くなると勇者を何も居ない魔王城に連れて行き勇者を殺す。そして取り出した石を使い、自分の国の兵士に勇者の力を埋め込んだいわゆる「人造勇者」を作るのがあの国の真の目的だったのだ。

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?月?日


もう俺以外誰も居ない。あの後俺は国に報告して居ない第8の属性、「転移魔法」を使い、どこかわからないところに転移した。この魔法は消費する魔力が高く俺でも1日に使えるのは1回が限界だ。たまたま洞窟が見つかった。今日からここが家になる。

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?月?日


この洞窟に来てもう一週間が過ぎた。外にいるのは魔物ばかり、しかもこれまで戦ったのとは桁が違う。強力な魔物ばかりだった。勇者になったからか三日で死ぬことはないがもう限界だ。

この日記を読んでくれている人、俺の名前は足立 研(あだち けん)。出来たらでいい、俺と、俺の同級生を殺した国、〈ラシス王国〉が君のいる時に残ってたらでいい、少しでも復讐してくれないか?そのためなら俺の胸の中にある石を使ってくれて構わない。頼む。

ラシス王国"元"賢者 足立 研

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(マスター、〈ラシス王国〉は現在戦争により国土を拡大しており国名を〈ラシス帝国〉なっており。現在も勇者召喚を繰り返しています)


………よしこの人を喰おう。喰って〈ラシス帝国〉に報復しよう。それが俺の同郷の人に送れる手向けだ。


そうと決まったら早速やろう。確か胸のあたりだよな?

俺は足立くんの方を向きながらウリエルに尋ねた。


(はい、性格には心臓のすぐ右です。石以外もこの人の体を喰べればもしなんらかの手段でマスターが《人化》することができた際、この人の体を模写できるようになります。またこの様なデータが無い場合ランダムに人化します)


わかった。 じゃあ足立 研、お前の望みは俺が受け継ぐ、必ず《ラシス帝国》を滅ぼす。安心して俺の中で眠るといい。




それでは皆々様、ヘビーな週末をお過ごしください。

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