第5話 なんかおまけの方が役にたつような・・・
チュートリアル的な。キリの良いところで切ったので短いです。
「めいんうぇぽん」はたいがい外れの予感がする(素直に言えば、俺の引きが悪い)が、「こんふぃぐ」はよく見ると役に立ちそうな気がする。例えばこの「字幕」だ。
製作者が何を考えていたのか知らないが、「字幕(日本語)」にしておくと、話相手の言葉や教師の発言などに字幕がつく。別に字幕は英語でも仏語でも良いのだが、雰囲気かっこよくても俺が分からんしな。
ヒトがわちゃわちゃいる場所だと動画にコメントが咲き乱れる感じになるので、むしろ邪魔になるという弊害があるが…この「字幕」、その人の発言の意図、もしくは内心がダダ漏れらしい。
例えば、今朝からオンにしてみたところこんな感じだ。
「おはよう。」
と俺は教室の入口の横で話している男子連中に挨拶する。そこそこの進学校なので、一応皆さんそこそこ紳士なのか返事をしてくれるのだが……
「おはよう。(こいつの名前何だったっけ…山田?鈴木?)」
「おはよう。(反射的に答えちゃった。何の話してたっけ)」
などとその瞬間に考えていることが筒抜けだ。もの心ついてからこれまでの人生でだいぶ慣れたが、やはり俺の名前はモブ1号か何かと認識されているらしい。モブが話の邪魔をしてすまんな。
(クフフ…やっぱり宿主は期待を裏切らない存在感の薄さだね!)
ティナが喜んでツッこんでくる。悪いか。モブ道も極めると凄い…かも知れないぞ。それはさておき、字幕は発言時の心境しか分からないらしく、無言のやつらの気持ちまでは分からない。
例えば、社会の抜き打ちテスト中の今は字幕の意味がない。テストを配りながら先生が言った「ここテストに出るところだからな~。小テストしとくな~。」の発言には(と言っときゃマジメにやるだろ。去年小テスト作っておいてよかった。昨日飲み過ぎたせいか今日タリーし、とりあえず10分間はこれでゆっくりさせてもらお)という本音(それにしても心の声長いな!)が隠されていたようで、それを知った俺のやる気が萎えたのは、ちょっと損した気がする。この先生は中身が結構アナーキーだな。
一方、ティナにはこの字幕が効かない。自分だけズルくないか?と思うのだが、
(乙女の秘密を覗こうとは、変態。)
とジト目で非難された。いやだって、魔眼もティナも謎だらけだし、知りたいでしょ普通…。
メインウェポンの引きが良くて、適切なコンフィグと組み合わせることができればかなり無双できそうですが…。なお、レア度別の出現確率は表記されていない模様。