表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方長閑譚  作者: 冴月(元:九尾の白狐)
仕事 その1
5/8

紅い館のお手伝い④

(スネーク)依頼(ミッション)との事で、魔理沙の家までやってきた。目的は、盗まれた魔道書の確保、及び運送。邪魔が入った場合には、多少交戦してもいいそうだ。俺の弾幕が、久々に唸るぜ。

だが、基本戦闘は避けたい。弾幕だと多分。というかほぼ勝ち目がないし、たとえ勝てたとしても素直に本を返すとは思えない。

となるとやることは、あいつに見つからないようにこそこそと奪うという事になる。


さて、どこから入ろうかな。正面玄関はまず選択肢にないから、窓からか何か隙間から入ることになるが……。

家をぐるりと回ってみるも、入れそうなところは特にない。これは正面突破か?

「……開かねぇ」

ゆっくりドアノブを回すも、カチャカチャ音を立てるだけで回らなかった。留守なのか?

一応、窓から中を確認してみる。……魔理沙の姿は見えない。たがしかし、トイレとか寝室で寝てるとかそういった可能性もある。細心の注意を払わなければ。

「でも、入れないんじゃな」

窓割るわけにも行かないし 、ドアの鍵を開けるようなキーピックの能力なんてないし、どうしたものか。

「……あ」

屋根の方に煙突があった。幸い、煙は出ていない。

「帰ったらちゃんと身体を洗おう……」

ススだらけな自分を想像しつつ、煙突に入る。こんな時ばかり、以外と小柄な俺の体が幸をなすなほんと。

しかし、大事なことに気づく。

「……これ、降りた先に居たら見つかるじゃん?」

行く先も見ないとか、侵入の任務としてありえないじゃん。見つかったら絶対任務失敗じゃん。

どこかの先生のごとくじゃんじゃん考えていたが、すぐに下が見えた。

「ザ・ワールド!!!!!」

そんな能力俺にはない。

「……タイムアルター……トリプルアクセル!!!!!」

できないし、早く動けても見つかるもんは見つかるじゃん。

「……うむむむ……ええい!!!ままよ!!!」

結局とった行動は、運任せであった。

下に降りてすぐに辺りを確認。……誰もいない、良かった。「なんでさぁぁぁ」とかいうハメにならなくて。


というわけで、パチュリーから貰った霧雨魔法店構内図(何故か持っていた。何故か)を片手に、探索を開始した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ