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東方長閑譚  作者: 冴月(元:九尾の白狐)
仕事 その1
2/8

紅い館のお手伝い ①

うわーん、書く時間がないよおおおおおおおおおお



お待たせしました。

「……とかなんとか言ってますけど、ここ私のお店ですからね?」

ㅤ中で待っていた少女が言う。あからさまに、呆れた顔をしていた。

「こうゆうのは気分とノリなんだよ。実際、建てたのは俺みたいなもんだし」

「白夜さんは鬼の皆さんを探してきてくれただけでしょう ?」

ㅤ白夜……そう、俺の事である。フルネームは出雲白夜。

「そんな硬い事言うなって」

ㅤ近くにあった椅子にドカッと座る。

「……一応、雇ってる身なんですけどねぇ」

ㅤため息をつく少女。彼女の名前は冴月麟。一応、妖怪である。本人曰く、「麒麟」とかいう種族らしい。ビール好きなのか?

「ビールは好きじゃないですってば」

ㅤ何かのメモ帳から目を話さずに言ってくる。こいつ、覚り妖怪並に心読んでくるんじゃないか?

「そんなことはどうでもいいです。はい、どうぞ 」

ㅤなにやら紙切れを渡される。

「えーと。紅魔館のガラクタ掃除?ㅤなんで俺が行かなきゃいけないんだ」

ㅤ紙切れを机に放り投げ、椅子にもたれかかる。

「なんでも、紅い霧異変の被害が、予想以上に大きかったらしくて、ゴブリンや妖精達だけでは間に合わない……とのことです」

「えぇ……あそこ、時止め従者とか、睡拳門番とか、喘息魔女とか色々居るのに……」

ㅤめんどくさいと思いつつも、紙切れに書いてある詳細を読んだ。……すると、下の方に書かれた、「報酬」の項目に目が止まる。

「報酬働き次第って……適当にもほどがあるでしょ」

ㅤ依頼について、ブツブツ文句を言う。なんなんだよ、こっちは受ける立場なのにと。内容をしっかり定めろよと。ブツブツブツブツ……。

ㅤそんな俺を見かねたのか、麟は俺の頭をガシッと掴んで、

「とㅤもㅤかㅤく!ㅤお願いしますね!」

ㅤグラグラっと、2、3回俺の頭を揺さぶった後、家を出ていった。

「……しゃーない。行きますか」

ㅤ少しの気持ち悪さを覚えながらも、俺は家を後にした。



ㅤ紅魔館についた。

ㅤここに来るまでに、「アタイサイキョー!」とか叫ぶ氷精に絡まれ、弾幕ごっこで辛くも勝利したりしたが、それは別の話。

「こんにちはー、今日も暑いですねぇ」

ㅤ手で顔に空気を送りながら言う門番の美鈴。額には、その暑さを象徴する様に、汗が一筋垂れていた。

「こんちわー……氷精でもいればいくらか楽なんだけどな」

「その氷精なんですが、さっき「コンチクショー!」とか言いながら空飛んで行きましたけど、何かありました?」

「いや、別に。強いて言うなら、いつもの様に喧嘩をふっかけられただけだよ」

「またですか……」

ㅤ呆れた表情をする。しかし、話はすぐにすり替わった。

「そう言えば、今日は手伝って頂いてありがとうございますね」

「おう……一ついいか?」

「なんです?」

「俺、本当に必要?ㅤここにはパーフェクトな天然メイド長がいるじゃないか」

「天然かどうかはわかりませんが……まぁ、報酬出してまで読んだんですから、白夜さんにしかできないことでもあったんじゃないですか?」

ㅤ「まぁ、分かんないですけどー」と付け加える美鈴。にしても、俺にしかできないことか、何だろう。力仕事?ㅤ……いやいや、目の前の中華さんの方が幾倍も上ですよ?

ㅤよく分からない為、思考を止める。中に入って咲夜さんにでも聞けば分かるだろう。

「詳しくは、咲夜さんに聞いてください。今の時間なら、お嬢様といるはずですから」

ㅤ美鈴が門を開けてくれる。……てか、なんて力だよこの中華娘。見た目数十キロありそうな門を片手でポッと押しやがった。門なんか、ガリガリ音立ててるし。……一回、腕相撲でも挑んでみるか?ㅤ腕があらぬ方向に行くかもしれないけど。

ㅤ美鈴の馬鹿力を改めて感じながら

「了解っと。お邪魔しまーす」

ㅤ俺は紅魔館に入った。

これからは、今ぐらいの文字数で、更新頻度多めに行きたいと思います。(フラグ)

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