「死にたがり」
自ら傷つく道を選ぶ。
幸福は怖いから。
だから自ら傷つき
ナミダを流す。
ただただひたすらに
繰り返す。
もはや息をするのと
同じだ。
私が狂っているだけ。
ただ純粋に愛を求め
愛に貪欲になり
・・・狂った。
狂い、人を嫌い
自らを嫌った。
そうすることで
自らの存在を維持した。
これは罰だ。
死にたがりの私への罰。
それでもなお
私は死にたがりを
やめない。
人は、死を目指して
生きているのだから。
人は誰でも死にたがりだ。
ただ生きているうちに
不純になって
忘れるだけで。
純粋のままなら忘れない。
不純になるまで
死にたがりのまま。
そうして
純粋だからこそ
狂気になる。