表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

96/186

第七八段 うち局は(中)

 また、大勢の声がして、歌などを歌っていると、戸を叩きはしないが、こちらから戸を開けていると、ここに来ようと思っていなかった人も立ち止まる。人が多く、入ることもできず、立ったまま夜を明かすのもなお「おかし」。


 御簾がたいそう青く面白い様子なところに、几帳に掛けた帷子(かたびら)がたいそう鮮やかで、

そこから女房たちの着物の裾が少し見えているところに、ほころびが透けて見える君達や六位の蔵人の青色の袍を着て得意げにしている者もいる。あまり人が多く、遣戸(やりど)のあたりは身を狭くして立っていることさえできず、塀の前に背中を押し付けて袖を掻き合わせているのもおもしろい。

(夜、なんだか狭い廊下に、人が集まって、なんだなんだと、更に集まってしまった様子?)



 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ