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第六七段 草は(後半)

 しのぶ草は、とても「あわれ」。屋敷の端や、差し出ている物の端などに、したたかに生えてきている様子がおもしろい。


 (よもぎ)は、大変面白い。茅花(つばな)も、大変面白い。浜茅(はまぢ)の葉は、それにもまして面白い。まろ小管、浮草、こま。あられ、笹、たかせ、浅茅、あおつづらも「おかし」。


 木賊というものは、ものを磨くのに使うが、風に吹かれるときどのような音がするのであろうかと思われて「おかし」。


 なづな、ならしばもたいいへんおもしろい。


 蓮の葉が、水面に浮くのがとても可憐で、のどかに澄んでいる池の水面に、大きい葉と小さい葉が広がって漂っているさまは、たいへんおもしろい。葉を取り上げて、いろいろなものを、葉の上でおしつけひろげてみるのも大変面白い。


 やえむぐら、山菅、やまあい、日陰、浜木綿(はまゆう)、葦。これらがおもしろい。(くず)が風に吹かれて裏返って、ずいぶん白く見えるのも「おかし」。

うーん。たまあに、知ってる草の名前がありますが、ほとんどわかりません。清少納言、すごい。

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