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第百八二段 宮にはじめてまいりたるころ(その8)

「私をつかまえて、この女房が立ち去らせてくださらないのですよ。」と伊周様がおっしゃる。


 とても現代風なおっしゃりようで、私の身分にも、年齢にも合わないので、心苦しく感じる。定子様は、誰かが書かれた草仮名の草子を取り出してご覧になっている。


「誰の手(筆跡)であろうか。この女房(清少納言)に見させてください。この人ならば、この世に居る人の手は、すべて見知っているでしょう。」と、現実離れしたことなどをおっしゃって、何とか私に返事をさせようとなさる。


 この方お一人でも、恥ずかしくて困っているのに、また先払いの声がして、同じ直衣姿の人が参上なさる。こちらは、もう少し華やいで、冗談事を言い、人を褒め、笑われる。

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