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第百八二段 宮にはじめてまいりたるころ(その2)

 暁になると、早く帰らねばと、急ぐ気持ちになる。

「葛城の神が早朝に帰ると言っても、もうしばらくはいますよ。」などと定子様はおっしゃるけれども、

「せめて、正面からでなく斜めになってでもご覧いただけるように。」と思って伏せているので、格子を上げることもできない。殿守司の女官がやってきて、

「この格子を上げてくださいな。」というのを、女房が聞いて上げようとするのを、

「だめよ。」とおっしゃたので、笑って上げさせずに帰って行った。


 定子様がものを尋ねなさったり、何かおっしゃったりするうちに、久しく時がたったので、

「局に下りたくなったであろう。さあ、早くお帰り。」とおっしゃり、

「夜になったらはやくいらっしゃい。」とおっしゃられる。

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