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第百七八段 宮仕え人の里なども(下)

 (里で親と一緒に住んでいれば、そんなものだろう。)

 まして、本当の親でなければ、女のもとに通う男をどう思っているだろうと気兼ねして、男兄弟の家に居る場合なども遠慮され、さらに、仲が良くないのならさぞ気が引けるであろう。


 夜中、暁を問わず、門もさほど厳しく錠もささず、何の宮様(天皇や皇子の姫君)や、宮中や、貴族の殿方などに仕える女房達が対応に出て、格子なども開けたままで、冬の夜を語り明かして、客人が帰ってしまった後も、部屋の中から見送っているのが趣がある。。薄明かりに消えそうな風情を残す有明の月などは、ましてたいそう趣がある。


 男が笛などを吹きながら帰っていくと、女はすぐには寝られず、人の身の上を話もし、和歌などについて語ってているのを聞いているうちに眠ってしまうのはとても趣があって素晴らしい。


(最後には、清少納言の理想的な恋ばなの情景になっちゃっていますね。)

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