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第八六段 頭中将のそぞろなるそら言にて(その1)

このお話は、長いです。簡単には誤解も仲たがいも、解決しません。


 蔵人の頭で近衛の中将である藤原斉信が、私のいいかげんで根も葉もないうわさ話を聞き、ひどくけなして、

「なぜ、一人前の人物だなどと思ったのであろう」など、天井の間でも、ひどくおっしゃっていると聞いた。気後れするけれど、

「本当のことならばともかく、自然に本当のことを聞かれて思い直されることでしょう、」などと気に留めず笑っていたのに、清涼殿の黒戸の前を通られるときでも、私の声がするときには、袖で顔を隠してこちらを全く見られもしない、というほどひどくにくまれる。


 私は何も言わず、見もしないで過ごしていた。


さて、どうなるのでしょう?

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