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第八四段 取り持ちたるもの
とても短いです。八三段の続きが、間違って別の段になったと言う説があります。つまり、八三段が、「御霊会のふりはた」で終わっている続きの「取り持ちたる者」だ、ということ。それに従います。
(後霊会で、振り幡を)取り持っているものは、気持ちよさそうだ。
くぐつの操り人形を操っている者は、気持ちよさそうだ。
除目で第一等の国の国司に任命された者は、気持ちよさそうだ。
様々な職業の気持ちよさそうな人物が並ぶ中に、なぜか蓮の花の水浴び(にわか雨)が混じっているところが、清少納言らしいですね。




