おまえ一体誰やねん
これは自分が小学生4年の時、何度か、ウワサになってる お寺でのなんか不思議な話。 自分が昔、住んでいた地域は周りにお寺がたくさんある地域で、いつも遊び場は路地裏、近所の公園か、お寺の境内だった。
ある日、いつものようにお寺の境内で、5人で缶蹴り遊びをしていた時、たまたま自分が鬼で隠れてるやつを見つけては置いてある空き缶に足でタッチ。
一人見つけ、また一人、墓の後ろに隠れてる
やつを見つけ、やっとあと一人、もう隠れてる場所はここしかないと、寺の本堂の縁の下に潜り込み、捜してると薄暗いなか、動く人影があるので、自分が「見〜つけた」と言いながら、すかさず置いてある空き缶の方に向かおうとすると、その人影は 背後から「見〜つけた」と楽しそうに笑い声を上げてた。
でもその時、お寺の境内の方で缶を蹴る音がしたので、すかさずそちらの方へ向かったが、最後の一人に缶を蹴られていた。
悔しさと同時に、よく考えたら人数があわない。
縁の下にいて、ケタケタ笑い声をあげて、「見〜つけた」と言った、
おまえは一体、誰やねん。
それとも、僕がおまえに見つけられたのかも。