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ガチャで破滅した男は異世界でもガチャをやめられないようです  作者: 一色孝太郎
第二章

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第二章第7話 新ガチャのお知らせ

2021/02/26 ご指摘いただいた誤字を修正しました。ありがとうございました。

「ねぇねぇ、ディーノっ! 新しいガチャ実装のお知らせが来たよっ!」

「新ガチャのお知らせ?」


 ああ、なるほど。七月に入り断魔装備ガチャの実装期間もあと一週間で終わりなのだ。一つのガチャが終わればまた一つのガチャが来る。それは太陽が東から昇り、西に沈むのと同じように当然のことだ。


 あ、もちろん次はコンプなんてしないぞ?


 今回はたまたまコンプできただけで、毎回コンプなどと言っていたらお金がいくらあっても足りない。そう、俺はしばらくはガチャ禁すると決めたのだ。


「でも今はあんまりお金ないしな。しばらくは引けないぞ?」

「んー、でもお知らせを見るくらいなら良いんじゃない? 引くかどうかは内容を見て、お財布と相談してから決めれば良いと思うよっ」


 なるほど。それもそうか。別にお知らせを見てもガチャを引かなければいいだけだ。それに、断魔装備などという勇者の装備のフルセットを持っているんだから、そうそう引きたいガチャが登場するとは思えない。


 そう考えた俺はガチャのスクリーンを開いてみる。


 すると、スクリーンに「新ガチャ開催予告」というお知らせが来ていたのでそれをタップしてい開いてみる。


 すると画面はすぐに切り替わった。真っ白な画面になり、そして次に大きくテロップが現れた。


『召喚士ガチャシリーズ、開催決定』


 それから画面の中のシーンが切り替わり、フリオと戦った闘技場のような場所に切り替わった。そこには恐ろしい魔物がおり、続いて白い光が現れその中から一対の白い翼を持つ凄まじい美少女が現れた。


 彼女は槍を構えると華麗な連撃で魔物を圧倒し、その後高く飛びあがると白い翼を輝かせた。その姿はまるで天使かと思うほどの神々しい。そして彼女が槍を構えて何かを呟くと白い閃光が放たれる。その閃光は傷ついた魔物に直撃し、その魔物を跡形もなく消し去った。


 す、すごい! こんなに可愛くて強い美少女を俺が召喚できるのか?


 俺は思わずごくりと唾を飲み込んだ。


 だがこのお知らせ動画はこれだけでは終わらない。


 再びシーンが切り替わり、先ほどの魔物が闘技場の中に現れる。それに続いて白い光が現れ、今度は頭に角を生やした美女が現れた。


 彼女は腕をまるで竜のような腕に変化させると魔物に飛びかかる。トーニャちゃんもかくや、というほどの連撃を叩き込むと高く飛びあがり、巨大な赤いドラゴンへと変化した。そして口を大きく開き、少しエネルギーを溜めた後、真っ赤なビームのようなブレスを放つ。そのビームは魔物に命中して大爆発を起こし、やはりその魔物は跡形もなく消滅した。


 こ、これは! 竜人か? 美女でカッコイイなんてこれは反則じゃないだろうか?


 またまたシーンが切り替わり、先ほどの魔物が闘技場の中に現れる。


 今度は何が来るんだろう?


 ワクワクしながら見ていると、今度は白い光の中から凄まじい色香を放つダークエルフの美女が登場した。


 彼女は弓を番えると次々に矢を放ち、さらに火の玉を飛ばして魔物を攻撃し、それから彼女は腰に差した細身の剣を抜き放つ。その剣が光に包まれたかと思うと彼女は魔物に一瞬で近づいては目にも止まらぬ連撃を加えながら駆け抜けた。そして魔物の方に向き直った彼女は左の掌を魔物の方に向けて何かを呟く。すると次の瞬間、魔物の足元から光の柱が立ちのぼり、その光の柱が消えると魔物も跡形もなく消滅していた。


 な、なんと! 遠距離から近距離までこなせる上にこの色香とは! これはヤバすぎなのでは?


 さらにシーンが切り替わり、先ほどの魔物が闘技場の中に現れる。そして次に白い光の中から現れたのは少し暗い影のある妖艶な美女で、背中には一対の黒い翼が生えいる。


 お、お、お。だ、堕天使まで!?


 彼女は自分の周りに黒い球体を発生させるとそれを飛ばして魔物を攻撃し、その黒い球体が魔物に命中するたびにその魔物は苦しそうな表情を浮かべる。それから彼女はその黒い翼で大きく羽ばたくとその黒い羽根が周囲に舞い散り、その羽根はまるで意思を持っているかのように魔物の周囲に突き刺さると複雑な魔法陣を地面に描き出した。彼女が何かを呟いてその細い腕を振るうと地面に巨大な口が現れて魔物に喰いつくと、あっという間にその魔物を呑み込んだのだった。


 す、すごい! なんてカッコイイんだ! これは絶対に召喚しなくては!


 と、そう思ったところでふとセリアさんやメラニアさんがたしなめてくれている時のことを思い出した。


 あ、危ないところだった。俺はガチャ禁をするんだった。


 だがそんな俺をよそにお知らせはまだまだ続く。


 再び画面がホワイトアウトするとテロップが表示される。


『召喚士ガチャシリーズ第一弾。妖精フラウが登場!』


 ん? フラウ?


 俺は一気に先ほどまでの興奮が一気に冷めていくのを感じる。だが次の文言を見て俺の興奮は最高潮に達する。


『第一弾限定! 召喚士となるための MP と MGC の強化(大)がピックアップ!』


「ステータス強化(大)がピックアップ!?」


 俺は思わず叫んでしまった。そしてお知らせは『召喚士ガチャシリーズ第一弾。召喚士入門ガチャ、七月八日より開催』と表示して終わった。


「フラウ。どえらいモンが来たな」

「ディーノはいつもステータス強化を欲しがってたもんね。それに、ディーノがあたしを召喚してくれたら、あたしも一緒に戦えるよっ! あたし、ディーノが大変な思いをしているのを見ているだけなのは嫌なの。あたしも一緒に戦って、もっとディーノの力になりたいのっ」

「フラウっ!」


 なんて事だ! フラウがそんな風に思ってくれていたなんて!


 そんな風に思ってもらっているのにのんびりガチャ禁だなんて言っていたらこれは男がすたるってもんだ。


 よし!


「分かったよ。フラウを召喚できるように頑張ってお金を稼ごう!」

「いいの!? ありがとうっ! あ、でも、無理はしないでね」


 フラウはそう言ってぱあっと嬉しそうな笑顔を浮かべるもすぐに心配そうな表情になって俺の方を見つめてきた。


「ああ。大丈夫。無理なく課金を心がけるからさ」


 さあ、そうと決まれば金だ。迷宮をさっさと潰して金を手に入れよう。


 俺はそう決意を新たにするのだった。

 新ガチャは魚様、たつや様、鎧亜様よりご提案いただいた案を参考に致しまして、召喚士ガチャとなりました。


 ガチャ禁の決意が早くもどこかに行ってしまった主人公は果たして神様(乱数)との戦いに勝利し、フラウを召喚することができるのでしょうか?

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― 新着の感想 ―
エロガチャか、耐えるのきついな。
[一言] 煽られとるなwww 限凸してくと外見が変化します的なヤツwww 主人公の家が 馬糞小屋と呼ばれるようになるまで後少し…
[一言] 劇中7月なのに水着ガチャじゃなかった、絶望した。 妖精属性の召喚獣は凸ると人間大になります、これでヒロイン不足も解消!だったらいいなあ・・・。 召喚といえば同一人物で別側面みたいなのも実…
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