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ガチャで破滅した男は異世界でもガチャをやめられないようです  作者: 一色孝太郎
第二章

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第二章第2話 ご褒美断魔装備ガチャ(2)

2020/02/10 ご指摘いただいた誤字を修正しました。ありがとうございました

 俺は気合を入れて画面をタップし、そして妖精たちが宝箱を運んできた。


 げ、銅箱一つで残りが木箱だ。


 しかも銅箱も変化してくれず、中からは銅の剣が出てきた。


 銅箱だけに。


 って、何を考えているんだ俺は!


 爆死が続きすぎてちょっと疲れてきてしまったのかもしれない。


「ディーノ? 大丈夫?」


 フラウが心配そうに俺の事を覗き込んでくれている。


「あ、ああ。大丈夫。俺はこのくらいじゃ負けないからな」


 半分強がりだ。だが、こんな程度では終われない。ステータス強化も☆5も引けていないのだ。


「よし。任せろ。ここまではウォーミングアップだったんだ。そうだよ。準備体操みたいなもののはずだ」


 ということは、だ。もう準備運動が終わって全力で試合に臨めるということだ。


「よし。今度こそ! 今だっ!」


 俺はタイミングを見計らって力いっぱいボタンをタップする。


 銅箱、銅箱、木箱、木箱、銅箱、銅箱、銅箱、木箱、木箱、木箱だ。


 またダメか?


 いや、諦めるにはまだ早い。


 銅箱がこれだけたくさんあれば銀箱に変わる可能性だって高いはずだ。


 そして一つ目の銅箱が祭壇の上に置かれ、妖精がパワーを送る。


「さあ! 来い! 変われ!」


 だが残念ながら変わらず、中からは『☆3 皮の帽子』が出てきた。


「まだまだ! 次こそ変われ!」


 二つ目の銅箱に妖精がパワーを送る。すると銅箱は銀箱に変化した。


「よーし! 来いッ! ステータス強化! 来い! 来い! 来い!」


 『☆4 DEX強化』


「よーし! よし! よし! よし! やっと出た! よーし!」

「やったねっ! おめでとう! ディーノっ!」

「ありがとう! フラウ! ありがとう!」


 長かった分出た時の喜びは一入(ひとしお)だ。


「さあ、次の銅箱も変わってええんやでっ」


 調子が出てきたせいでエセ関西弁まで飛び出す。


「なんでやねんっ!」


 するとフラウがエセ関西弁で何に対してだかよくわからないツッコミを入れてくる。


 だがガチャはそう甘くはなく、残りの箱が変化することは無かった。


「あー、ダメかぁ。まあ、仕方ない。ステータス強化を引いたからな」

「そうだねっ。今日はここまで調子が悪かったから、この後きっと出るよっ!」

「ああ。なんかトンネル抜けた気がするしな。こっから神引きできる気がする」

「うんっ。がんばれっ!」

「ああ」


 俺はフラウの応援を受けて気持ちよくガチャを引くボタンをタップし、そして妖精たちが宝箱を運んでくる。木箱が五つ、銅箱が四つ、そして銀箱が一つだ。


「よし! いいぞ! 変われ! 変われ!! 来い! 来い!」


 そして祭壇に置かれた宝箱は妖精のパワーを受けて金箱に変化する。


「よーし! 金箱! 盾! 盾! 断魔の盾! 来い!」


 宝箱の中からは『断魔の鎧(下半身)』が飛び出してきた。


「あー! 惜しい! ピックアップは引けてるのに!」


 それから俺の断魔の鎧の下半身が光り輝く。どうやら凸がついたようだ。


「でも、良かったねっ! やっと☆5を引けたよっ! この調子で神引きしよう!」

「そ、そうだな。よし!」


 気を取り直して俺はガチャを引いていくが、百七十連目、百八十連目、百九十連目は『☆4 魔術師の帽子』が出た以外は爆死してしまった。


「もうラストか……」

「ディーノっ! 頑張れっ!」

「ああ、そうだな。よし!」


 俺はフラウの応援に背中を押されてガチャを引いていく。


「おっ! 最初から銀箱が三つも! いいぞ!」


 これは熱い! アチアチの実を食べたくらい熱い!


「来い! 変われ! 変わって見せろっ!」


 だが一つ目の銀箱は変わらない。


「ああっ! くそっ!」


 『☆4 HP強化』


「うわあああああああああっ! よーし! よし! よし!」

「やったぁ。二つ目だねっ!」

「ああっ! ありがとう! フラウ!」

「えへへ。あたしも嬉しいよっ」

「ああっ! ああっ!」


 これは嬉しい。だが、まだ銀箱があと二つもあるのだ。


「よし、次も行ってみよう。来い! 変われ!」


 だが次の銀箱も変化がない。そして中から出てきたのは『ショートボウ』だった。


「あー。被ったかぁ。まあいいや。【弓術】も手に入れたからな。こいつも使い道がある」


 そう呟くと次々と箱を開けていき、最後の銀箱のところまでやってきた。


「来い! 最後に変われ! 変われーっ!」


 だがその俺の気合に応えてくれることは無く、銀箱のままだった。


 そしてその中からは『AGI 強化』が飛び出してきた。


「えええええええっ!?」


 驚きのあまり叫び、そして固まってしまった。


 まさか十連で二つもステータス強化が引けるなんて!


「すごーい! 神引きじゃないっ!」

「あ、ああ。やった! やったぞ! やったぞフラウ!」

「おめでとー。すごいねっ!」

「ああ。ありがとう、フラウ!」


 やはりフラウの応援のおかげだろう。


 だが、まだまだ。まだ盾を引いていない。こんな程度では終われないのだ。


 俺はまた追加で百連分を課金するとガチャ画面を開く。


「よし。次だ!」

「おーっ! がんばろーっ!」

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 連続でただのガチャ結果を見せられるのは面白くない そこにストーリー性はなく完全ランダムな結果なら尚更思う 文字数稼ぎに思われてもしょうがないかと
[気になる点] ガチャがメインなのは分かっていますが 長すぎるとそれはそれで飽きてしまうので 爆死の演出をするならもう1人使い魔とか 用意して、爆死するとざまぁwwwwとかって 笑ったりする担当を作る…
[一言]  爆死部分はある程度は省略していいんじゃないかなぁ。  特に今後はディーノの収入がアップして、ガチャを引く 回数がどんどん増えて行く事が考えられますから、その分 爆死の回数も増えるでしょうし…
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