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10話「ちゃっともんちー」


↓コンテ

https://www.pixiv.net/artworks/85169364


(擬音・吹き出し外文字)

「セリフ」

{人物モノローグ}

<ナレーション・モノローグ・解説・歌>




「ちゃっともんちー」


●1

 タイトル。

 放課後の第二音楽室。

マキミキ「フヮッフヮッ!」

 楽しそうな笑顔。ダンスを教えようと、腰を後に突き出し左に振って踊りながらまれを見ている。両拳を猫のように顔の高さに上げて肘を左右に張る。

まれ「フヮッフヮッ?」

 マキミキの顔を見ながらこう? と笑って真似している。

マキミキ「フッフー!」

 今度は反対に腰を振る。両拳は腰に。

まれ「フッフー!」

 真似するまれ。

マキミキ「ちがうちがう」

マキミキ「こうだよ、こう!」

 と腰をグッと突き上げるように振る。セクシーに。

(ガラガラ)

 第二音楽室に入ってくるインチョー。


●2

インチョー「なにそれ?」

インチョー「チャールストン?」

 踊っている二人を見る。

マキミキ「そ、スウィングダンス教えてんの。後でおさらいのとき伴奏してよ」

 まれのほうを見ながら。

マキミキ「もっと腰突き出して」

まれ「ほっ」

 と尻を突き上げる。ゆれるミニスカート。

インチョー「いいよ」

インチョー「セクシーな腰つきね」

 とピアノのイスに座る。

まれ「セクシーなの」

 とおどけてポーズを取る。

マキミキ「脚見せてなんぼよ」

 とニヤっと笑ってインチョーを見る。

まれ「マキミキの内もも、スベスベでもちもちしてるよね」

(すりすり)

 と、しゃがみこんで、立っているマキミキの後ろから太ももの内側をさする。

マキミキ「わっ やめろお」

 と驚いてくすぐったそうにする。


●3

まれ「ほら! ほら!」

(ぺちぺちぺちぺち)

 と手のひらを太ももの間に差し込んで手首を固定して肘から素早く動かして軽く叩く。

(ぺちぺちぺちぺち)

 夢中になって無言でペチペチするまれ。なんとも言えない顔でじっとしているマキミキ。

(ぺちぺちぺちぺち)

インチョー「なんでされるがまま?」

 とツッコむ。

マキミキ「………自分でもわかんない」

 あれー?みたいな。テレつつ困り顔。

まれ「マキミキの体すべすべで柔かいね」

まれ「二の腕とかふわふわ」

 と今度はマキミキの肘を水平に持ち上げて二の腕を下から、たぷん、と手のひらで持ち上げる。

まれ「フヮッフヮッ!」

まれ「フッフー!」

 とその感触を楽しむ。

まれ「ここってオッパイと同じ柔らかさなんだって」

 自分の二の腕をつまむ。

マキミキ「そうかも」

 と自分で二の腕を触って確かめる。


●4

まれ「でもやっぱここ、こうやってペチペチしてるのが一番気持ちいい」

(ぺちぺちぺちぺち)

 と再びしゃがんでマキミキの内ももをぺちぺちする。

インチョー「なんでしたいようにさせてるの?」

 と呆れる。

マキミキ「されているとちょっと気持ちいいの……」

 と恥ずかしそうに。

まれ「インチョーにもやったげる」

 とピアノの椅子に浅く腰掛けているインチョーの前にぴょんとしゃがみこむ。

インチョー「わっ」

 ちょっとひるむ。

 まれ、楽しそうにインチョーの内ももをペチペチする。

(ぺちぺちぺちぺち)

インチョー「あっ、なんか…、それ…やめて」

インチョー「そのペチペチするの」

 恥ずかしそうなインチョー。

まれ「………」

 手刀を顔の前に立てて、なんか考え込む。

まれ「……このペチペチすることを何て言うんだろう?」

 とマキミキを振り返って。

マキミキ「そんな異常行動に名前なんかないだろ」

 呆れて。


●5

まれ「じゃあ名前をつけよう」

まれ「………」

 と腕組み。

まれ「……脂肪遊戯とか?」

 と首をかしげる。

インチョー「一応なるほどって名前だね」

 失笑しつつ。

マキミキ「あたしの脚が脂肪そのものみたいに扱われてるわけ?」

マキミキ「なんかやだ」

 まれ、ひらめいて、

まれ「じゃあ、じゃあさ、手のひらでチャチャチャッ、って、太もものモチモチ感を楽しむから」

まれ「「ちゃっともんちー」っていうのは?」

インチョー「似たような名前のバンドなかったっけ?」

 とマキミキと顔を見合わせる。

マキミキ「思いっきりあるよ」


●6

まれ「ちゃっともんちー!」

(ぺちぺちぺちぺち)

 バッとマキミキの後ろにしゃがみこんでちゃっともんちーを始める。

マキミキ「やめてー、ちゃっともんちーやめてー」

 とふざけて笑う。

まれ「これやってるとクセになりそう」

まれ「だんだん興奮してくる」

 と頬を紅潮させて鼻息荒く。

インチョー「どれ、私にもやらせて」

 と立上る。

(ぺちぺちぺちぺち)

マキミキ「ちょっとキミらー」

 と困ったように恥ずかしそうにする。

インチョー「ホントだ。忘我の境地へ到れるような……」

 とメガネの奥が見えなくなって表情が消える。

 インチョー無表情になる。

(ぺちんぺちんぺちんぺちん)

 インチョーだんだんムキになってくる。

(ベチベチベチ)

マキミキ「痛い痛い!」


●7

インチョー「あ、ご、ごめん」

 とハッと我に返って立ち上がる。

インチョー{なんか、柔らかいものに触れ続けていると嗜虐心が煽られるわ……}

 と自分の性癖に気がついて恥ずかしそうに。

マキミキ「よーし」

マキミキ「お返しだ!」

マキミキ「ダブルちゃっともんちー!」

(ぺちぺちぺちぺちぺちぺちぺちぺち)

 とインチョーの前にしゃがんで、両手を差し込んで上下で左右交互にちゃっともんちーする。

インチョー「んうっ!」

 身体がびくっとなるインチョー。

まれ「新技だっ?」

マキミキ「そしてもうそっちからやり返せないように膝をギュっと閉じちゃうもんね」

 と膝を揃える。


●8

インチョー「…ならっ」

 歯を食いしばって恥辱に耐えるように。

インチョー「ローリングちゃっともんちー!」

 必殺技っぽく叫んで構えた手刀を回転させて放つ。

 お互いしゃがんだまま、インチョーがマキミキの正面から足の間に手を無理やり差し入れて強引に裏表に回転させてねじ込む。

(ぎゅるぎゅるぎゅるぎゅる)

マキミキ「ぬお!」

 と驚く。

マキミキ「ちょっ、それ何っ?」

 と思わず立ち上がる。

まれ「縦ちゃっともんちー!」

 と必殺技っぽく叫ぶ。


●9

(しゅしゅしゅしゅ!)

 と、まれ、マキミキの内ももに沿って、膝と股間の間を往復するように手刀を動かす。

マキミキ「!?」

マキミキ「危ない! 危ない!」

マキミキ「チョップが刺さる!」

 と股間をスカートごと抑えて逃げる。

マキミキ「それ、もう、ちゃっともんちー関係ないだろ!」

 と逃げて股間を抑えながら遠くから。

 あれ? というように自分の手刀を見るまれ。

 苦笑いするインチョー。

マキミキ「スウィングダンス教えてやんないぞ!」

 と軽くスネたように顔を赤らめてそっぽ向く。

まれ「そんなこと言わないでお手本踊ってよー」

 ギターを持って椅子に座る。


●10

(ぴゅんぴゅーん・ぴゅんぴゅーん・ぴんぴんぴんぴん・んじゃっ)

 と、まれ、軽くフレーズを弾く。

(たたらららったら たたらららったら)

 と、ピアノでリズムをとり始めるインチョー。

インチョー「ちょっと早めのシャッフル?」

 と笑う。

マキミキ「このミキちゃん、そうかんたんには踊らされぬわ!」

 と挑発するように腕組みして立っている。

(たんた たんたん たららった)

 まれのギターがかぶさってくる。スライドが滑り稲妻が走る。

(ぴゅんぴゅーん・ぴゅんぴゅーん・ぴんぴんぴんぴん・んじゃっ)

(ぴゅんぴゅーん・ぴゅんぴゅーん・ぴんぴんぴんぴん・んじゃっ)

 まれが片足で足踏み。


●11

 まれが唄い出す。

まれ<へんてこギターが 流行ってるよ

   女の子たちも とりこだよ>

まれ<身体を震わせ おかしな動き

   皆をイカれさす その名もブギウギ>

 マキミキの足がリズムを取り出す。

(たん たん たん たん)

 腕組みをしたまま目をつぶっているマキミキ、軽やかにタップっぽい小さいステップを踏みだす。

(たん たん たん たん)

まれ<さあ踊ろう さあ踊ろう>

(たたたた たたたた たたたた たたたた たんたんたん)

 すました笑顔で、軽やかにチャールストンを踊るマキミキ。

マキミキの踊り参考↓


チャールストンやタップダンスの大御所 ジンジャー・ロジャース

http://www.youtube.com/watch?v=Myq6hg2gcWw&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=5YMPNNWnU7g&feature=player_embedded#!


http://www.youtube.com/watch?v=imR8lT92usI&feature=player_embedded#!


http://www.youtube.com/watch?v=PuReZ53z0So&feature=related

カウボーイチャールストン

http://www.youtube.com/watch?v=Yms8osrB_bw&feature=player_embedded#!


●12

インチョー「ヤー!」

 インチョー、合いの手を入れて楽しそうにピアノを弾きながら身体を左右に傾けてゆする。

(ぴゅんぴゅーん・ぴゅんぴゅんぴゅ・ぴゅぴゅぴゅぴゅーん・んじゃっ) 

 マキミキ、得意げにギターソロに合わせて手を振って投げ出すような大きなステップを見せる。

(ぴゅんぴゅーん・ぴゅんぴゅんぴゅ)

 ふわっと飛んで足を交差させる。

(ぴゅぴゅぴゅぴゅーん・ぴゅぴゅ) 

 ゆれる制服のスカート。

(ちくたったっつ ちくたったっつ ちくたったっつ ちくたったっつ)


●13

 マキミキの踊りが前。後にギターを弾くまれ。

まれ<へんてこダンスが 流行ってるよ

   男の子たちも とりこだよ

   身体を震わせ おかしな動き

   踊ればいい気分 その名もブギウギ

   さあ踊ろう さあ踊ろう>


まれ<ちゃっともんちーも 大流行だよ

   もものあいだに 手のひら入れて

   ぺちぺちさせて 夢中だよ

   もちもちスベスベ ちゃっともんちー

   さあぺちんぺちん さあぺちんぺちん

   (「ちゃっともんちーブギ」作詞:奈良本希)>

(こんな曲?↓)

http://www.youtube.com/watch?v=mceFvN7G6io&feature=related


●14

 終わって。

マキミキ「ふー」

マキミキ「踊ったら汗かいた」

 と床に足を投げ出して座っている。

 マキミキの前に立つまれの裸足。

 気がつくマキミキ。

 マキミキが見上げると、ニッと笑うまれ。

まれ「足ちゃっともんちー!」

 とマキミキのももの間に裸足を入れて動かす。

(べちべちべち)

マキミキ「おおおっ!」

マキミキ(オフ)「あんがんがー!」

マキミキ(オフ)「横着すんな!」

 インチョー、暑そうに手で顔を扇いでいる。


(つづく)



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