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地球の植民  作者: でうく
第Ⅰ章:『緋色(ひしょく)の空』が視える者たち
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Ⅹ.嘘と隠蔽と偽り

マス‐メディアというのは厄介な媒体だ。今日も誰々が何処で、何をしたとニュースで言う。ワイド‐ショーではあるまいし。

有識者会議に年寄りが出席しない事が、現在研究界では問題となっているらしい。私の研究室にもマス‐コミらしき若僧が来た。白衣を着た年寄りと見ると、バーゲン‐セールの如く(たか)り、一つ覚えに「如何(どう)して学会に出席しないのですか」と訊いてくる。何度も、何度もだ。冗談じゃない。私は毎回出ているぞ。若者共の短絡的思考には、ほとほと呆れ返る。


(しか)し、(それ)はアンあってのものであると自覚している。正直、私も会議に出る事に必要性を感じられない。


世界は今、宇宙移民・テラフォーミングの方向に動いている。技術に於いても、費用に於いても、机上の問題は全て解消されたのだ。だが其は、私達の居るこの地球を本当に棄てるという事になる。こんな気持ち、若僧には解るまい。

確かにこの星には戦争もあった。公害も起き、この星は本当にボロボロになってしまった。その時代に、私等年寄りは生れた。

母なる地球の美しさを感じ、生れ、段々と我々の手で穢されてゆくのを感じながら生きる。穢れゆく過程を知る世代の私達にこの星を放っておける訳が無い。


だが、学会も今や、独裁者の演説場のようになってしまった。一人の、火星植民を唱える若僧の前に、全ての意見は消えてしまうのだ。宇宙科学は今や、どの学問よりも強大な権威を持っている。今はどんな政治家よりも、その若僧の方が、強い。


年寄りが会議に出席しない事は、ある種その若僧への抵抗とも謂えるが、実のところ、精神的に負けて奴の望むような環境作りに貢献させられているのだ。



私は欠席しない。アンがそう望んでいるのなら。

「あたし!?」




突然、局長室の扉が開いた。武器を構える暇も無く、凄い数の人間が傾れ込んで来た。




「マーズ=ステート=シェリフさんですか!?」

「!?」

答える間も無く、二人してカメラのフラッシュを相当数浴びる。目が眩んで、額に手を翳した。すると

「手で顔を隠さないでください!どう責任を取られるお心算(つもり)ですか!?」

その様な罵声が飛び交った。

カメラマンに新聞記者・リポーター等マス‐コミ関係の者達の様だった。国際事件の記者会見を披いた時に見たような人物も居た。


「どういう事だ!?あたしは何にも・・・」


辺りはざわざわ騒がしく、受ける側のシェリフの声など大半の人間には聞えない。最も前面でカメラを構えていた男が、大声で答え彼女の言葉を遮った。



「爆弾犯はエクスプロレーション=ローバーではなくあなただという話ですよ!」



「!?」


シェリフは男の顔を見る。男は、爆弾犯ステート=シェリフの正面写真を撮る事に成功した。




「―――・・・お疲れさん」

マーズ=リコネッサンス=オービターが愉快そうに手を振りながら、単独行動を済ませて戻って来た。

「ああ、本当だ」

若干、怒り気味のサーベイヤー。予告無しに拳を突き出す。オービターは飄々とだがかなりギリギリで、振った手で受け止めた。

「似合ってたぜ?別嬪さん」

「言うな」

若干の怒り顔に、少し恥かしそうな表情が雑じる。オポチュニティ相手には見せない余裕の無さだ。

「しかしあの姐さんも考えたねぇ」

オービターがくっくっと笑う。尾を引く笑いに、サーベイヤーはますます頬が強張った。この情況を打破する言葉が見つからない。

「・・・大体、何で俺なんだ?」

溜息を吐いて、今度は恥かしさと呆れの混じった表情をするサーベイヤー。オービターは無表情であっさりと答えた。

「身長があのヒトとそう変らないからでしょ」

「其だけ!?」

サーベイヤーは心の底から愕いた。

「でも、人種的に全然違うよね!?俺、そんな鼻高くないよ?」

「別にそれは問題じゃない」

オービターはサラリと言って、ポケットから1枚の写真を出す。

「ぼかしとか使って、細かいトコは全部ごまかしてるから」

その写真はステート=シェリフの様だった。金髪碧眼、そしておかっぱ。よく見てみると、なかなか女性的な体型をしていてグラマーだ。オービターは続いてサーベイヤーを見る。

「・・・男の体型を女に見せる事も、訳無い」

「なら、身長を誤魔化す事も訳無いはずだろう!?」

「それはムリ」

ひひーんっ、と泣きそうになって訴えるサーベイヤーを、オービターは見る事も無く一蹴した。写真を戻してカメラの調整を始める。

「何故!」

「画像の粒子は横に拡がる性質を持っていて、体型を広くぼかす事は出来ても、身長みたく縦にぼかす事は出来ないの。まぁ・・・伸ばしは出来るけど、画質が(あら)くなって、信頼性が無くなる可能性が出てくる。同じ原理で、女を男に誤魔化すのもムリ」

「てか、信頼どころか嘘だろ・・・真実じゃないよ・・・?」

サーベイヤーは、真実を追い求める割に真実を捻じ曲げる作業をする矛盾に苦心した。オービター、多少機嫌を悪くした様に反論する。

「爆弾犯が嬢ちゃんじゃないってのが真実だろ?捻じ曲げられた真実を、メディアを使って修正してんのが今この状況よ。オポチュニティイコールエクスプロレーション=ローバーって“真実”を打ち消すより手っ取り早いし、犯人実際あのオバサンだからさ、誤報でしたーっつて嘘言うよりも、そっちの真実で対抗したが後腐れが無くていい」

付け入るスキも与えないしね、とオービターは言った。




{さて。只今、現在15歳となったメリディアニの天才少女・マーズ=エクスプロレーション=ローバーと電話が繋がっております!}


いつもある正午のワイド‐ショー。いつも手慣れた感じで、()うなれば、つんと澄まして原稿を流すキャスターが、今日は嬉々とした様子で視聴者に笑い掛けている。キャスターはまるでファンかの様に、ローバー!と叫んだ。


「・・・・・・はい」


エクスプロレーション=ローバーが、(うるさ)・・・と思いながら応答した。キャスターに声負けしている。声のみのインタビューだった。

{入学も史上最年少でしたが、卒業も史上最年少の12歳だそうですね!あれから3年・・・貴女が今、何をしているのか気になります!}

(え・・・)

ローバーはどきりとした。オービターのアドバイスに従い、メディアのインタビューを受ける事にしたが、(あらかじ)め聞いておいた質問内容に、その様なプライバシーに関するものは書かれていなかった。他の人ならそれでよいかも知れないが、ローバーの場合、それは困る。

かといって「それは言わなきゃいけない事ですか・・・?」なんて言えば、感じの悪さとしてインパクトに残る。今後の事を考えて、インタビューは受けるべきだが無難で有りがちな返答をすべきだという指摘をされていた。

オービターは、嘘を答える事は推奨していなかった。

ローバーが困って思考を廻らせていると、いつもコメンテータ席に居るデーブ=インスペクターが画面の向うから話し掛けてきた。


{怖かったモンネ・・・だいじょぶだいじょぶ、落ち着いてから話し始めてイイヨー}


は。ローバーは逆にまた困惑した。向うは、自分がショックの余り脳内が混乱していると思っている様だ。ある意味、当ってはいるが。「はい」を言うのも精一杯だと勘違いされている模様。そちらの方が、こっちとしても都合がよかった。


「はい・・・・・・」


(もっと)もらしく落ち込んでみせるローバー。暫しの沈黙を戴いた後、デーブ=インスペクターがまた優しげに話し掛けてきた。

{デ、貴女今何やってルノ?}

「え、それ引き()るんですか!?」

ローバーははっと口を押えた。同時に、ツッコミをした時点でインパクトに残らない訳が無いと諦めた。




「後腐れは・・・あると思うよ?」

サーベイヤーがオービターの顔色を窺いながら言う。オービターは何も言わない。が、態度は先を言うよう促していた。

「だってリコネス、君はシェリフに身分を保障する事を条件に協力して貰ってるんだろう?」




{怖かったネ・・・ナノに貴女が爆弾犯と間違われて・・・ゴメンネ。デ、本物の爆弾犯とはどんな関係ナノ?}

慰めもそこそこに、早速ケロッと本題に突入する。ローバーは、自分もケロッとした人だから構わないけれど、事件の被害に遭った人達にその見え透いた偽善は、最悪だなぁと思って画面を見ていた。

{映像を視たところ、この人物は貴女を狙って手榴弾を放っている様に思えますね}

女性キャスターも、興味津々で耳を澄ませている。

「・・・あのひとは、私がEOSを卒業してすぐに出会って・・・歓誘されてたんです。だけど断ったら、爆弾を持って私を追う様になって」

うん、うん、とインスペクターが切なそうに肯く。スタジオがしーんとなった。

「逃げて逃げて、それでも追い駆けて来て、空中で、爆弾が破裂したんです。怖くて、動けなくてただ立ちすくんで見ていたら・・・男の人が「スクープだ!」って叫んで、撮って去っていったんです。本当は、私・・・・・・助けて欲しかった!声を出そうとしたけど・・・助けを求める前に、男の人は、行ってしまった」

声が震える。所々で声まで詰ってしまう。しゃくり上げる。スタジオが、哀しみの空気に包まれた。


電話の向うで、ローバーはメニューを指さしパスタをオーダーしていた。


{・・・その男の人が、M・R・Oなんですね}

また別の、カウンセラーらしきコメンテーターが静かに言った。スタジオには見えないが、こくんと頷く仕種をするローバー。


一定の間を置いて、カウンセラーが訊いた。

{その人は、きちんと謝罪に来ましたか・・・?}


「はい」


ローバーはナプキンを膝の上に置きながら答えた。

「今ではいい相談相手です・・・!」


{ならよかった}

カウンセラーは安心した様に微笑んだ。

{本当に怖かったね。命が危険に晒されながら、よく耐えた。もうそんな心配は要らないよ。でも・・・若しかしたら、突然、フッと思い出して、怖くなる日がまた来るかも知れない。その時は我慢しないで、僕の処に来るんだよ。いつでも待ってるからね}


画面上に『ジギスムント=シュローモ相談所』という文字が現れ、住所と大まかな地図が浮き出てきた。


「有り難うございます・・・!」

{うむ。またね!}

「はい・・・!」


ツー、ツー、ツー・・・。電話が切れた。



オーダーしたナポリタンが運ばれて来る。ローバーはナイフとフォークを握った。

ナポリタンを眺めながら思う。

(インタビューじゃ無くて人生相談・・・!?)




「―――あぁ、あれ」

オービターは興味が無さそうに言った。きれいに専用のブラシで中を掃除して、器用に元の立体に組み立て直してゆく。

サーベイヤーは両手に預けられた螺子があっという間に機械の一部品として吸い込まれてゆくのを只々見ていたが、オービターの薄い反応に、驚いた様に顔を上げた。

「!まさか。裏切るんじゃ・・・」

「しねぇよ」

オービターがカメラに視線を向けたまま、面倒そうに言った。面倒だが不服らしい。

「あの刑事は少々罪を(なす)り付けたって堕ちやしない」

螺子をドライバーで吉里吉里と回しながら言う。サーベイヤーの手の上からまた一つ、螺子が消えた。

「・・・どういう事だ?」

「情報料」

オービターがすかさず掌を上にして差し向ける。たった今、取り上げた螺子をドライバーを握る手に預けて。

サーベイヤーはその手を払った。

「それは君がこれから絞り取っていくんだろ」

払われてオービターは一瞬、驚いた顔をした。だが何が面白いのか、すぐに(わら)う。先程までの機嫌の悪さも何処かへ往った様だった。

「――そうだったねぇ」

オービターはまた、螺子を吉里吉里回し始める。今度からはゆっくりと回し、ゆっくりと言葉を紡いだ。

「前払い方式だもんな。それじゃぁサーベス―――アンタには、包み隠さず全てを話そう。嬢ちゃんには俺からは何も言わないが、別にアンタは言ったって構わない―――言えるならな」

「・・・・・・」

サーベイヤーが、上目遣いでオービターを睨む。オービターは、下から仰がれる事に快感を懐くかの様に、目を細めて思い切り、サーベイヤーを見下ろした。




{可哀相でしたね。エクスプロレーション=ローバー}

ローバー特集が終り、女性キャスターがしんみりとした口調で言った。スタジオ全体が映し出され、照明も暗く落されている。

{ジギスムント=シュローモさん。この様な冤罪は、決してあってはいけませんね!}

女性キャスターが、コメンテータ席に座るジギスムント=シュローモに力強い視線を送る。シュローモはうむ、と口を真一文字にして強く肯いた。

{冤罪どころか!子供を守るのが大人としての責務なのに、民衆を守る筈の警察官がそんな事をするとは何事だ!}

{その言葉・・・本人に聴かせてやりたいですね}

照明が元の明るさに戻る。女性キャスターは原稿に目を落すと、先ほど迄の(うれ)えを一転、張りの有る声にして次のニュースに挑んだ。


{さて!エクスプロレーション=ローバーに罪を被せた国際刑事警察機構と中継が繋がっております!}

ぱっと、画面がスタジオから人の大勢居る部屋に切り換る。人数が多すぎて、誰を映したいのか皆目見当が付かなかった。

だが、よく耳を澄ませてみると


「ステート=シェリフさん!」

「シェリフさん答えてください!」

と、シェリフを呼ぶ声が飛び交っている。やがて


「えぇい!うるさい!!」


という一際大きな声が聞えてきた。だが

「うるさいとは何だ!」

「貴女の様な犯罪者に言われたくない!」

人数には敵わなかった。


「っは。どういう事だ、ステート=シェリフ!説明しろ!!」


ボロ=マーシャルが人を掻き分け掻き分け(というより薙ぎ倒し)シェリフの傍まで行く。

その途中で突然、肩を掴まれ



「ボロ=マーシャル局長ですか?」



「!!」


フラッシュで目が眩んだ。


{この映像を、御覧ください}

局長室の女性キャスターが、この喧騒など気にも留めずにマイ‐ペースに事を進めてゆく。画面が切り換り、谷の様な地形が現れた。



{フォッフォッフォッフォッ!!}



「!?」


やけに聞き憶えの有る音声に、マーシャルは辺りを振り返った。その音声がテレビから発信されている事に、彼はまだ気づいていない。続いて、爆音が響く。


{御覧ください。これは、一昨日撮られたカセイ谷での写真を映像化したものです。舞う粉塵・破壊されるカセイ谷。爆裂ドロレスは、他にもいたのです!}


叉も爆音の合図で、画面が切り換った。



{潔く出頭しろ!!貴様等は包囲されている!!}



荒れていた西の局長室が急速に鎮まり返る。皆、テレビに注目した。


マーシャルもつられて目を向けると、愕いた様に口を震わせる。


「ボロさま・・・・・・?」


シェリフが彼の異変に気づく。側に居たリポーターの頭を押えて己の首を伸ばし、テレビの画面に魅入った。

「痛っ」



「―――!!」



画面を見、彼女も彼と同じ様に息を呑む。だって其処には、顔をどんなにぼかしたところで判る・ボロ=マーシャルが居るのだから。

{吾輩の存在を忘れるなぁーーー!!}


「っ!」

マーシャルは顔を真赤にした。まさかそこまで撮られていたとは。迂闊だった。

痛い視線。同情の眼。忘れられていたんだー、という、軽蔑とも憐みとも受け取れる視線がマーシャルに突き刺さる。部下からも・・・

「えぇい!うるさい!!同情するなら金をくれ!!」

逆ギレするマーシャル。流石(さすが)はシェリフの上司である。言い回しも切り返しも彼女そっくり。

だが

「犯罪者に金なんか遣れるか!」

上司(あんた)がこうだから部下もこうなるんだ!」

報道関係者はやはり強い。


{デーブさん。女性警官の上司に当る男性もこう遣って、職権を濫用して爆破を続けていた様ですが、これは}

{あぁ、親玉がいマシタか。まぁコレなら、あの女性警官があぁいう風になるのも、必然的な話デスネ。詰りは、あの女性警官も被害者だったワケで}

{そして、上司に依っていけない知識を植え込まれた女性警官が、更に年端もゆかぬ少女を歓誘する方法としてそれを使ってしまった。加害者と知らぬ侭に、加害者となってしまった訳です!}

ジギスムント=シュローモが先ほど言った台詞と全く違う事を憤然と奮う。


「そうだったのか・・・」

局長室に居る沢山の報道関係者の意識が、コメンテータの意見に()って変革してゆく。先ほど迄のスタジオの様に、暗い空気になった。


「私達も、同じ過ちを犯すところだった・・・」

「被害者を、加害者として取り上げようとしていた・・・」


そして、最終的に向かった矛先は。



{ま、悪いのは先ず教育デショ}



カメラ・マイクのターゲットが、一瞬にしてシェリフからマーシャルに切り替る。マーシャルは壁まで追い詰められた。

「ボロ=マーシャルさん!どういう事ですか!」

「一体どんな教育をしてるんだ!」

何事も無かったかの様に、悠々と椅子に正座してテレビを観るシェリフ。

マーシャルは、人の波に呑まれながらも威勢よく抵抗した。

「知るか!俺だってそう遣って育ってきたんだ!!」

「本当の爆弾犯はあんただったのか!」

だが、人数の前にはすぐに掻き消されてしまう。


{では、犯人はこの上司という事で}


女性キャスターの振りに、うん、と力強く相槌を打つ二人のコメンテータ。特集はもう、終ろうとしていた。



{情報提供者のM・R・Oさん、有り難うございました}




「M・R・O・・・・犯人は貴様かぁーー!!」




マーシャルの声が建物中に響き(わた)る。だが、その上から更に犯人はあんただろ!と責める声が聞えた。




「―――行こうぜ」


オービターが砂漠の上を、サクサクと歩いてゆく。サーベイヤーは顔半分を片手で押えて、ひど・・・と呟いた。

「火星の人間は感化され易いからねぇ。嵌め易い」

口調の割に()して面白くも無さそうな顔。サーベイヤーは後ろで、溜息交りに

「それでも処分は免れないと思う・・・・・・上司部下揃って・・・・・・」

と言うと、オービターは


「まだまだ」


と言った。振り返り




「二段仕掛けしてるから」




そう言って今、(わら)う。

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