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小説を初めて書くので練習してみた件

作者: おれさま

あんまりおもしろくはないと思いますが、意見を頂けると練習になります。

厳しい意見お待ちしております。

 時間に余裕ができたので、小説を書いてみようと青年は突拍子もなく思いついた。

「小説家になろうって初心者も結構作品を出しているので丁度いいんじゃないかな……」

いきなり家族とか友人に見せるのはハードルが高いし、つたない文や内容でも人から意見がもらえるのは練習としてはとても大きいと考えたからだ。

「それに知らない人からだったら恥ずかしさも少ないし、厳しい事を指摘されても凹みづらいし……」



 なかなか甘い事を考えてはいるが、様々な指摘を積極的に取り入れようとする姿勢は持っているつもりだ。とは言え、小説を書く為のルールや必要な知識が全くない者が人に見せられるような作品を書けるはずもない。まずは必要最低限の知識を学ぼう。そう思い、google検索を掛け始めた。



 すると小説には掌編小説・短編小説・長編小説という3つの長さの分類があることが分かった。

掌編小説は2000字以内の超短編小説、短編小説は6000~16000字以内の文字数の小説、長編小説は1巻約10万字で続き物といった括りのようだ。

「初心者は2000字程度の掌編小説というのから始めるのか。いきなり長編を書くと挫折し易いのね……」



 こうして調べていくとなかなか面白い。初心者が挫折していく理由や、書こうとして失敗する例がたくさん載っている。実際、自身も最初から長編小説を書こうとしていた青年はこうした記事を読んで身につまされた。何事にも失敗は付き物ではあるが、実際にこうやって例として挙げられているものをそのままなぞって失敗するのは流石に避けたい。ここは調べたとおりに掌編小説から書いてみよう。



 そう決めて掌編小説を書くことにしたものの、ネタが思いつかない。いきなりのピンチである。それもそのはず、元々長編を書こうと思っていた為に用意していた内容やネタがほとんどダメになってしまったのである。2000字以内に収めるとなると全部使えないな……早くも筆を折りそうになる雰囲気である。ここ最近はドラマや本・映画を見たりすることもほとんどなくなり、ネタを仕入れる事が少なくなっているのも理由の一つだった。



 2000字以内で掛けるネタねぇ……どうしようかなぁ、ここで悩んでいるだけでは何一つ閃くはずもなかった。



 よくライトノベルの作家が次巻の発売間隔を何か月以内にするなどとあとがきで書いていたりするが、うまくいかないのは今の自分のようにネタが思いつかなかったなんてことも多少はあるのだろうなと思い、その大変さを青年は少し身近に感じることができた気がした。



 そんなことを考えていても話は全く先には進まない。正直なところ、これは練習なのでもっと気軽にやればいいのだが、そこは初心者故の最初から傑作に近づけるよう書こうとするところが出てきてしまっていた。ネットにも最初から傑作を書こうとして挫折する初心者は多いと書かれていたが、やはり人に読んでもらうことを考えると最低限読めるものにしたいという欲が出てきてしまうのだった。



 そうこう考えているうちに青年は何となく閃いた。

「そうだよ、今こうして小説を書く練習をしていることを小説にしてしまえばいいんだ」

こうして初めての作品は小説を初めて書く事を小説にするというあまり面白みには欠けそうな内容になった。



 何を書くか具体的に決まるとある程度スムーズに話は進むようで、スラスラと書くことができた。

誤字脱字や文法がおかしい所などはきっとあるが、自身では分からなかったり、気づかない事のほうが多いと考え、まずは作品を書き上げて見てもらうことを目標にして割り切った為、スムーズに書くことができたのだろう。



 こうして初めての小説制作は2時間ちょっとの時間でできた。

「投稿の方法を調べないとな」

小説家になろうサイトのマニュアルを読む。

「二次創作や年齢制限など、投稿情報を最初に入力するのか…結構よくできてるんだな」

年齢制限なし・短編小説いった所だろう。キーワードは私小説?でいいのだろうか。

「そういえば、私小説って自分の事を書く奴だったよな…昔の作家が一時期の流行りで書きまくって色々と物議を醸しだしたってのは現代文か何かの授業で習ったな」



 恐らく今回の小説は私小説でいいだろう。素人知識ではこんなものだろうし問題ない。閲覧者0でも別にいいし気にしない。()()()()()()()()()()()



 あとは掲載日時を設定すれば終わりのようだ。そういえば、作品の題名を決めていなかった。自分の初めて小説を書くということで題名は何となくすぐに決まっていた。



 題名は…「小説を初めて書くので練習してみた件」





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― 新着の感想 ―
[一言] 作者名は黒字では無く青字にするといいですよ。既に投稿してしまった場合は小説情報編集から変えられます。何も入力しなければ青字になりマイページに飛べるようになります。やっぱり活動報告とかも見にく…
2019/09/18 17:40 退会済み
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