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友達と遊ぶ

 猛暑の中目的地に向かって歩いていく。

 今日は友人の元と遊ぶ約束をしているのでそちらに行く。

 元とはここ最近遊べていなかったので久しぶりに遊ぶことになった。

 公園で待ち合わせをして二人揃ったらゲーセンに行く。


 俺達が揃って公園を出る頃には近くの噴水にたくさんの子供たちが水浴びをしていた。

 この暑い中少しでも涼むためにこういった場所を使ってる人がそれなりにいる。

 今の公園は俺達が子供の頃と違ってボール遊びなどが出来なくなった。

 そのせいか公園で子供たちが遊ぶ姿は減った。

 それでもこういった夏になれば水浴びのため小さい子などプールなどには行けないような子達がいるようになった。


「うん、子供は元気だね、外は暑い」


「だな、はやくゲーセン行って涼もうぜ」


 逆に高校生とかは喫茶店やゲーセンなど冷房の効いた場所に行くようになった。

 俺達もゲーセンで遊んでから喫茶店移動しようと考えている。


 ゲーセンにやってきた俺達はレーシングゲームの所に行く。

 元とゲーセンに来ると必ずレーシングゲームをする。

 カードまで作って記録して結構やり込んでる奴だ。


「今日は何でやる?」


「全国対戦でいいだろ」


「じゃあそれでいいか」


 お金を入れ全国対戦モードで対戦する。

 12人の対戦相手と勝負して1位を決める。4回勝負がありそれの総合得点で決める。


 俺は重力級キャラを使う。元は中量級キャラ。2人は愛用のキャラを使い試合をする。

 結構本格的な操作があるこのゲームはギアチェンジからクラッチ操作までやる。

 慣れた俺達はそれをこなしてそれなりの戦績を叩き出した。



 結果は俺は総合で12人中5位。元が12人中3位だった。

 元が俺より上位だったので昼食は俺の奢りだ。これはいつもこれをやる時のルールで大体2人とも実力が同じくらいなのでいい勝負が出来ている。

 今回は負けたけどこの前は俺が買った。


「それじゃあゴチになるっす」


「はいよ」


 元を連れて近くのファミレスに入る。

 2人で席に座り注文を決める。

 俺はミートソースパスタ。元がハンバーグ定食。奢りだからかいくらか高めのを頼むので自分の分はそんなに高めのにはしない。


「さんきゅ」


「まぁいいよ、この前はゴチになったし」


「そうだな」


 ◇


「夏休み入ったじゃん?今年も姉達とどっか行くのか?」


「うん、この前海行ったよ」


「はぁー海か、相変わらず姉達に引っ掻き回されてるのか?」


「そうだね、今年はなんて言うか積極的なんだよね」


「へぇー、告られでもしたか?「うん」なんてな⋯⋯え!?」


「まじで?」


「うん、告白っていうより5人から言われてデートに連れていくように言われたりしたよ」


「まさかだったな、ブラコンだとは思ってたけどまさかそこまでだったか、でも陽葵さんはどう考えても無理だろ実の姉だろ?」


 元は結構うちのことは知っていて俺達が再婚で4人の姉が増えたことも知っている。


「そうなんだけど、なんか結構来るんだよね、でもいくら義姉だとしても付き合えないでしょ」


「そりゃそうだ、お前が他に彼女でも作れば諦めるんじゃね?」


「相手がいないから無理だよ、それにうちの姉たちがそれくらいで諦める気はしない。何年ブラコンしてるんだってことだよ」


「そうか、ならどうするんだ?陽葵さんは無理だけど他の4人の中から選ぶのか?」


「そんなことしたくないな⋯⋯振られた他の姉さん達にそれからどう接すればいいんだって」


「そうなるか、俺からはこれ以上何も言えねぇから、お互い苦しまないように決めた方がいいと思うぞ」


「そうするよ」


 いくらなんでも姉弟で付き合うなんて言うことは出来ないのでやっぱりちゃんと話し合った方がいい。

 そこら辺をしっかり話そう。

 元と遊ぶのもそこで終わりにし俺は帰宅した。

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