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終業式

 夏休みの予定を話していればいつの間にかもう、終業式。

 今年の夏は海やBBQといったものをやると言われたので楽しい夏休みになりそうだ。


 暑い中体育館に集められ校長の長い話を聞かされる生徒達。

 こうも暑いと熱中症で倒れてしまう生徒も出るだろう。


「衛生兵!1人倒れました!」


 おっと。そんなことを思っていたら1人倒れてしまったらしい。校長の話は止まり倒れた生徒は近くにいた人達の協力により養護教諭の元に連れていかれる。

 校長も流石にこれ以上続けるのはまずいと思ったのか締めの言葉を述べて終わりとなった。


 教室に戻っていると隣の元がさっきの事について話している。


「見たかよあの校長の顔、すごい渋い顔してたぜ?」


「まぁ校長にとっての仕事なんだろう。俺たちを苦しめるのが」


「酷い!まぁ流石に1人倒れてしまえばそれ以上は辞めるから、その生徒に助かっちゃ助かったな、あのまま続けていたら他に何人倒れたかわからんぞ」


 ほんとだよ。こんな真夏日の中、とてもじゃないが1時間も話を聞いてられるかってんだ。

 あとはHRで通知表を貰って帰るだけだ。


 教室に戻り先生が来たのでHRが始まる。

 通知表が配られた。

 中を覗くと、うん大体4だな。高校でもそれなりの成績を保てているようで一安心だ。

 元は落ち込んでいたり喜んだりと色々していた。まぁ悪かったりよかったりだったんだろう。


「明日から夏休みだが面倒事は起こすなよ、俺の夏休みがなくなるからな!」


 先生がそんな注意をする。先生は休みが少ない。部活を持ってる先生はそちらに時間を使うからな。だから問題を起こして欲しくないんだろう。

 先生が教室から出るとみんなそれぞれこれから何するかなど話し合っていた。


 そんな俺の近くに栞姉がやってくる。


「見てみてぇ~」


 と通知表を見せてくる。

 全部4体育だけ2だった。これは栞姉が運動が苦手だら下がっている。点数はいいので普通の教科などでは俺と同じくらいだ。


「相変わらずだね」


「えへへー、帰ろっか」


「そうだな」


 栞姉と帰宅する。

ここまで読んでいただきありがとうございます

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