夏入り予定
もうすぐ夏休みに突入する。
テストが終わればもう7月。夏がやってきた。
うちの学校では水泳の授業がある。
男女別でやるけど男子は女子の水着姿を一目見ようと必死になる。
特にうちには凛姉と葵姉がいるのでこの季節になるとすごいらしい。
去年も凛姉と葵姉の時に沢山の覗きがいて授業が中止になったこともあったそうだ。
「今年も水泳かー面倒だなー」
「仕方ないわよ」
「泳ぐの疲れるぅ~」
今日は凛姉と葵姉、栞姉と一緒に登校している。
姉達は水泳に対して色々話している。
栞姉に関してはいつもの事だ。
葵姉が俺の方を見てニヤついた笑みを浮かべて聞いてきた。
「俊は私達の水着みたい?」
「別にいいよ」
「そんなつれないこと言うなよー、正直に言ってごらん」
葵姉が結構うざ絡みしてくる。正直に言えば見たい。でもスク水は別に見たくない。
どうせ見るならしっかりとした水着いい。
「嫌だ!」
「あっそ、じゃあお姉ちゃん達と今度海に行く時誘ってあーげない!」
「んな!?」
それはあまりにも酷い。姉達は遊びに行って俺は1人で暑い中留守番してろってことだ。
「一緒に行きたい?でも行ったら水着見ちゃうよ?」
「うう、ごめんなさい!お姉ちゃん達の水着見たいです!俺も連れてってください!」
観念して白状した。
葵姉はニヤニヤしている。
「葵はなに俊を苛めてるのよ」
「海~海~」
他の2人はそれぞれ海でのことを妄想していた。
「ふふふ、じゃあそういうことだから、夏休みを楽しみにしといてね!」
凛姉と葵姉はそのまま別れて3年の教室に向かってった。
俺と栞姉は自分たちの教室に向かっていく。
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