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5人のお姉ちゃんをデートに連れてけ!

 家に帰って自分の部屋に行き着替えをしてリビングに向かう。

 今日は全員がリビングに集まっていた。それも別々のことをするでもなくご飯を食べる時と何ら変わらない姿でそこにいた。


「あれ?みんなどうしたの?」


 俺がそう声をかけると葵姉と凛姉が俺のところまで来て俺の脇を抱えてみんなの所に連れていかれる。


「な、なにしてるの?」


「俊君、明日デートしましょう」


 結菜お姉ちゃんが俺が椅子に座るや否やそう言ってきた。


「え?デート?みんなで?」


「それはデートじゃなくおでかけって言うの!」


「え?じゃあ2人でってこと?」


「そういうこと」


 結菜お姉ちゃんは指を1本立ててこう言ってきた。


「これから毎週デートしましょう、ローテーションで」


「毎週!?」


 結菜お姉ちゃんはそんなことを言う。毎週って事はつまり1周するには5週かけないといけないってことだ。


「あのーお金は?流石に5週間分も出かけるお金はないんだけど⋯⋯」


「それなら俊君がお金のかからないデートを考えればいいのよ、私達は俊君に従うわよ」


「えぇーっ!俺が5人分も⋯⋯」


「うん、拒否権はないよ、これはみんなで決めたことだから」


「わかりました⋯⋯」


 俺はこれからデートコースを考えなくちゃいけない。お金なんてそんなにない。どうしよう。


「まず初めに行くのは栞からね、今週どっちか予定を聞いて空いてる方でデートに連れていくってことで!」


「よろしくねぇ、しゅんくんと行くの楽しみ」


「栞姉はどっちが良い?」


「しゅんくんがしっかり考えてくれた方がいいから日曜日~」


「わかった⋯⋯あ、これもし俺に用事があったらどうすればいいの?」


「そしたら仕方ないから諦めるしかないね、次の週かな」


 そこまで俺も用事がある訳では無いので多分大丈夫だけどとりあえず何かあったとしてもなくなることは無いらしいのでよかった。



ここまで読んでいただきありがとうございます

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