表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/21

秋風の月

真ん中らへんの日


雑記。


たとえば、誰かに命を奪われたとしても。

僕はその人を、恨まないだろう。

何故だか、昔からそうなのだ。

実際そんな未遂に遭遇したけれど、その時も頭は冷静だった。

まあ動けないし仕方ないか、くらいにしか考えていなくて。

助かって床に崩れて咳込んだとき、身体が必死に呼吸しようとしているのに気付いて、ああ、生存本能かと思いを巡らせたものだ。


では、生きたくないか?

否。生きたくはある。

夢も希望もあるし、楽しみもある。

しかし、そういう何かの時は、きっと恨まない。

何故かはわからないが、おそらく、この身体はもう、それを受け入れている。

遠い遠い昔に、焼き付いたように離れない。

人は生まれ、いつか死ぬものだという観念は、幼い日から身体に馴染んでいたのだ。


無論、そういうことは想定していない。

意識は常に、穏やかな日溜まりに向けている。

深い深い場所に、それがあるだけだ。


まあ、何かの執筆途中だったら、書き終えるまでその人の手を借りるかもしれないね、ふふふ。

恨みがないだけで、容認はできないからね。

そんな時にはガリガリ書いてもらおうじゃないかとね(笑)

面白おかしく怯えたなら、ドッキリ大成功で。

うん、優しくないね。


そう、僕は魂という長い流れをなんとなく信じているんだ。

肉体が朽ちても、魂は続く。

なら、今世には後悔を残したくなくて。

はるか昔、誰かに何かを言えないまま、倒れたような気がしなくもないから…

だから、思い立ったら書いてしまうのかもしれないね。

カラッとゆきたいものだよ、ゆくときには、ね。


まだまだ生きるけんどもね☆




*おわり*

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ