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26 十次郎 つくらせる

珠子姉さんの長女お蝶と、京子姉さんの長男於菊丸が生まれた。


爺  「姫様方にお子が生まれ、めでたいですな」

十次郎「お祝いの品を考えるかのう」

爺  「何か面白い物を贈りますか?」


なんだか珍しい物を、期待されているような気がする。


十次郎「奇抜な物は贈らぬ」


三宅弥平次と倫子姉さんの、結婚がもうすぐ行われる。


爺  「倫子様のお相手、弥平次殿は婿養子になり、

    名を改め”秀満”と名乗るようで」

十次郎「大人に贈るものは、何が良いかのう」

爺  「普段使う物が宜しいでしょう」



木材を扱う職人を呼んだ。

十次郎「このような形じゃ出来るか」

姉さん達の子供にあげる玩具、木工パズルと

倫子姉さんに贈る髪飾りだ。

職人 「すぐに作れます」

ついでに、他の物も頼んだ。


別の日、焼き物の窯元を呼んだ。

牛乳を飲むための取っ手付きの湯呑みが欲しかった。

湯呑みでは熱い牛乳が飲みにくい。

十次郎「このような形じゃ出来るか」

窯元にマグカップを書いた紙を見せた。

窯元 「お安い御用で」

ついでに、他の物も頼んだ。


また別の日

鉄砲も作っている刀鍛冶を呼んだ。

十次郎「このような形じゃ出来るか」

料理に使うフライパンと鉄板だ。

鍛冶屋「なんとか致しましょう」

ついでに、他の物も頼んだ。


またまた別の日

海外貿易をする商人を呼んだ。

十次郎「このような形じゃ買えるか」

早く走れる靴だ。

商人 「無理だと思われます」

さすがに無理だった。

ついでに、他の物も頼んだ。


後日、出来上がった物を倫子姉さんに見せた。


倫子 「藤の花の形をした、髪飾りですか」

十次郎「姉上に似合う花を選びました」


倫子姉さんの長い髪と、藤の花の髪飾りが合わさり

雅な感じになった。


倫子 「なんだか派手ですね」

十次郎「姉上は美しいので、このくらい派手でないと」

倫子 「秀満様も、そう言ってくれればよいのですが」

十次郎「気が利くお方だそうなので、大丈夫でしょう」

倫子 「だといいのですが」


これは話を変えた方がいいな。


十次郎「姉上の子供達への贈り物に作らせたのですが、見ていただけますか」

倫子 「これは、どう遊ぶのですか?」


僕は木工パズルの説明をした。


倫子 「なんだか、難しくありませんか?」

絵の形に合わせるパズルは赤ん坊には、まだ早い。


十次郎「そうだと思い、別の物を用意しました」

倫子 「同じ物のようにみえますが?」

十次郎「こちらは、自由に組み立て遊ぶ玩具です」


僕は積み木の説明をした。


倫子 「変わった遊びですね」

十次郎「これは自分で作り、考えさせるのが目的です」

倫子 「十次郎は、面白い事を考えますね」

十次郎「いかがでしょうか」

倫子 「良いと思いますよ。ところで、」

十次郎「なんで御座いましょう」

倫子 「初菊にも、なにか贈るのですか?」


まだ、見せてもいないのに、鋭いな。


十次郎「はい、時期を見て贈りたいと」

倫子 「マメですね~十五郎も、そのくらい気が利けば~」

十次郎「そうですね」



十五郎「ヘックション」



その後、明智秀満(三宅弥平次)と結婚した倫子姉さんは

髪飾りを気に入り、側仕えの者に、

自分の事を奥方様ではなく、お藤様と呼ばせた。

明智家の女の子は、垂髪か大垂髪の設定ですが、説明が長くなるのと、

主人公は男なので、詳しく書くとおかしいと思い書いてません。

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