21 十次郎 みられる
廊下から初菊を、遠目で見つめている。
けして、ストーカではない。
十五郎「なにをしておる」
十次郎「本を見ております(初菊ですけど)」
十五郎「爺が探しておったぞ」
十次郎「あとで参ります(邪魔をするな)」
十五郎「あの女子の事が好みなのか」
ゲェ、バレてた。
十次郎「差し上げませんよ」
十五郎「わしの好みではない」
十次郎「では、どのようなお方がお好みで」
十五郎「わしは、母上のような女子が良い」
十次郎「母上の事は、よく覚えていないのですが(会ったことありません)」
十五郎「おぬしもまだ、小さかったからのう」
十次郎「どのようなお方でしたか」
十五郎「母上は父上と仲睦まじく、優しくて美しかったぞ」
十五郎は、マザコンなのかな。
母親はアバター顔では?(注:痘痕の意味が解ってない)
倫子 「二人で何をしているのです」
倫子姉さんまで、やって来た。
十五郎「十次郎があの女子を、好いているようです」
倫子 「ええ、そうなんですよ。まだ、早い気がしますが」
十次郎「もう、許嫁が居てもおかしくはない歳ですけど」
倫子 「先に、十五郎のお相手を決めなくてはなりませんね」
十次郎「誰かいないのですか?」
十五郎「わしはまだよい」
十次郎「早く決めて戴いただかないと困ります」
倫子 「このままでは、元服した後になりそうですね」
そういえば、明智光秀は十五郎の婚約者を、誰にするのだろう。
十次郎「父上はどうするのでしょうか」
倫子 「明智家は急に大きくなりましたから、
父上もお相手を決めかねているのでしょう」
本当はどうなのだろうか?
織田勢力№2の、明智家嫡男なら慎重にもなるが、
謀反を考えていたら身内で固めるか、
もしくは、味方になりそうな大名家になると思う。
倫子 「初菊を正室にするのは、良くないのでは?」
十次郎「どうしてですか?」
倫子 「前に話していたではないですか」
はて?何のことだろう。
倫子 「明智家は他家と好を結ぶべきだと」
十次郎「それは、兄上にお願い致します」
十五郎「早う爺の所に行け」
十五郎は逃げた。
倫子 「あの様子では、まだ早いですね」
十次郎「そうですね」
母親煕子の逸話を創作設定にしています




