第七十一話
遅くなりましたごめんなさい。次回更新は11月4日朝です。
ローザリア姫様が一人が騒いでますが、王妃様達もいますのでそろそろプリンを食べたいと思います。
「王妃様、出来立てが一番美味しいのでプリンを食べませんか?」
魔法具で作ってますから冷たく冷えてますので食べ頃です。王妃様がにっこり笑って賛成してくれるようですね。
「美味しそうですわね、いただきましょう。」
王妃様の言葉を合図でどんどん配られていきます。魔法具の力で崩れませんから下からでも食べることができます。シュークリームも丼並に大きいですから食べ応えがありお腹いっぱいになりますね。お皿に盛られたプリンとシュークリームを皆さん無言で食べてますね。甘い物を好きな人は多いですからどんどん減ってますね、良かったですわ残ったらもったいないですから。
「 ローザリア姫様も食べませんか?」
声をかけたのですが、下を向いてぷるぷると腕を震わせてます。顔をあげたと思ったら大きな声で言われました。
「貴女のせいですわ!こんな事になったのは!」
そんな事言われても困りますわ、私の身内ではありませんから責任は無いと思います。
「プリンでも食べて元気出してください。美味しいですよ。」
ローザリア姫様がこちらを睨んでます、甘い物を食べると癒されますよ。
「言われなくともいただきますわ!んぐっ!」
あまり勢い良く食べたので喉に詰まらせたみたいですわ。
「大丈夫ですか?」
美味しいですけど気をつけて食べてくださいね。
「ごほっ、だ、大丈夫ですわ!」
真っ赤になってます、恥ずかしいのですね。姫様ですから普段はお淑やかに食べてる筈ですものね。ジーント殿下は脚を離さず器用に食べていますわ、脚好き恐るべしですね。気の毒ですが関わり合いにはなりたくないですわ。
「シリスティア様、お姉様と呼んでもいいですか?」
ファインシー姫様がお願いしてきました。忘れてましたが婚約者になったのですね、お姉様ですか可愛い妹は良いですねドレス遊びができますわ。そうだわ!せっかく妹ができましたから魔法具の中にあの時の残りのミニスカにゴスロリ風ドレスも沢山あるわね着せて見たら楽しそうですわ。
「ええ、良いですわファインシー姫様。」
「ファインシーと呼んでください、お姉様。」
嬉しそうに微笑むファインシー姫は本当に愛らしいですね。
「では、ファインシー姫一緒に遊びましょう。」
今から楽しみですわ、美少女はなにを着ても似合いますからどれを着せるかで迷いますわね。それとも変身させて美少女戦士風にしたり妖精みたいに羽を付けても可愛いです夢が膨らみますわ。
「シリスティア嬢、これを受け取ってください。お願いします。」
カーディナル殿下に腕輪見せてお願いされましたわ、王族の方達が付けているこれは間違いなく夫婦用の誓約の付いた物に見えますが間違いでしょうか?破棄できないようになってますわ。
「夫婦の腕輪に似ていますが違うのですか?」
嫌がったら悲しそうな顔をされましたが、こんな物を付けたら断る事が不可能になりますわ。
「これはライアン王国の皇太子妃が付ける婚約者用の腕輪です。」
え!結婚する前から夫婦でもないのに誓約付きの腕輪をする事がしきたりですか?もしかしたら花嫁逃亡阻止用かしら。
「分かりましたわ付けますわ。」
もう逃げられませんから付けた方がいいでしょうが何故か冷や汗ものですわね。これからどうなるか分かりませんが魔法は止められませんわ。
小話
ライ達とリリー達の会話
「これでまた面白くなりそうだな。」
「人が悪いですよライ、お嬢様に振り回される人が沢山いるのは見ているだけで面白いですが。」
「ファインシー姫様、お嬢様の着せ替え遊びのターゲットにされたみたいです。」
「リリー、あの服着なくていいから助かるわ!ファインシー姫様には気の毒ですが。」
「俺は、お嬢様の遊び相手が増えて良いと思うぜ!ははは!」
「フライ、その言葉は他の人には言わない方が良いですよ。」
「分かったぜ!ガイ!」
新たな仲間(被害者)が沢山できたなと思うライ達とリリー達でした。