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第六十七話

次回更新は10月28日朝です。

無事着いたお城で疲れただろうと部屋に案内されましたとても豪華です、幾つも部屋があり侍女用と護衛用の部屋もありますびっくりものですね、こんなに広い部屋を使って良いなんて改めてお金持ちの国だと認識しました。リリー達に荷物を運んでもらいお茶を飲んでゆっくりします。


「大変だったわね。でもけが人が出なくてよかったわ。」


「そうですねお嬢様、被害が出なくてよかったです。」


ララが、あの魔法具の事を聞いてきました。


「お嬢様、私もキャンディーが食べたいです。だめですか?」


プリンを作る時アマーイが残ったのでキャンデーを作る魔法具で試しに作った物を袋に残していました。味もこの世界の果物にしています。


「その袋に入っているから食べてもいいですわ。」


キャンディーは女の人と子供は好きですものね。ララも好きなようですね気に入ってもらえてうれしいですわ。


「ありがとうございますお嬢様。」


ララが喜んでいますニコニコの笑顔ですわ今は仕事中ですので、後で食べるそうです。魔法具からノックの音が聞こえてきます誰か来たのでしょうか?リリーに見に行ってもらうことにしました。


「お嬢様、ファインシー姫様でしたお通ししてもよろしいでしょうか?」


リリーが聞いてきます。何か用事でしょうか?会ってみればわかりますね。


「この部屋についている応接室 通していいわお願いね。」


ファインシー姫様がやってきましたがなぜかそわそわしています。


「シリスティア様、お願いがあってまいりましたの、あの美味しいプリンをお母様たちに食べさせたいの!作ってもらえませんか?…だめでしょうか?」


美少女にうるうるお目々で頼まれたら断り難いですね。プリンは美味しいですもの家族の皆さんにも食べさせたいのですね、わかりますわ、カーディナル殿下にはお世話になってますからライ達に材料集めてもらって作ってプレゼントしますわ。


「カーディナル殿下にはお世話になっておりますので良いですよ。王城にある広い場所で巨大プリンを作りたいと思います。場所はどこでいいでしょうか?」


場所が決まったら材料集めて魔法具で作ります、夕方までには作れそうです喜んでもらえると良いのですが。


「はいすぐ場所を準備しますそこにお願いします。」


目をキラキラさせながら姫様が喜んでいます、本当に可愛い人ですね妹みたいに思えますわ。お兄様いましたが妹はいませんでしたから楽しいですわ。お母様たちに報告します、と嬉しそうに部屋を後にしました。


「ライ、またプリンの材料を集めて来て欲しいのお願いね。」


きっとすぐ集めてくれますわ、仕事が早いのでいつも助かります。


「はいお嬢様、お任せ下さい。」


ライが笑顔で任せてくださいって言ってくれました。やはり私の護衛は頼りになりますね。


「お嬢様!俺も行ってくるぜ!」


フライも行ってくれるそうです、王城の中ですのでウロウロすることができませんのでちょっと退屈していたみたいですね。休憩時間もすることがありませんからしょうがないです。ガイはここに残って私の護衛を続けるそうです。ここは安全だと思いますが念のためにと言ってくれます。そんな事を思っていたら…ゾワ!!悪寒がします。


「嫌だわ悪寒がします。」


嫌な予感がしますわ。また、変な人と会わないといいのですが。魔法具から新たにドアのノックの音が聞こえました。リリーに見に行ってもらいました。


「お嬢様大変です!カーディナル殿下の弟君が来てらっしゃいます。それにお連れの方もいらっしゃいますがお通ししますか?」


前に話を聞いた大変出来の良い弟殿下ですか?何の用事があるのでしょうか?会ってみなければわかりませんね、会いたくは無いですけど。厄介ごとの匂いがプンプンしますわ。



「応接室に通してお茶を先に出しておいてね準備をしてから行くわ。」


ララに髪を綺麗にしてもらい魔法具を幾つか見えない場所に装備しました。ララにも危険人物捕縛用の鞭タイプ魔法具を持たせています。念のためですが何があるか分かりませんから。こんな時は備えあれば憂いなしですね。



小話


ファインシー姫様とカーディナル殿下の会話。


「お兄様、私やっぱり頼んできますわ。」


「何を頼むと?」


「プリンですわ!お母様達にも食べさせたいですわ。」


「シリスティア嬢に迷惑をかけないでくれ!」


「ごめんなさいお兄様!今から行って頼んで無理と言われた諦めますわ。」


「うっ、無理を言って嫌われたらどうするんだ!」


残されたのはorz状態のカーディナル殿下でした。

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