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第六十四話

次回更新は10月23日朝です。

美味しいプリンも食べ終わりましたので砦を出発します。 ライアン王国まで普通は十日間かかるのですが秘密の通路を使うので二日半くらいで着きますと言われました。そんな大事な秘密を、私達に教えても大丈夫なのか心配になります。


「そんなに、大事な秘密を教えても大丈夫ですか?」


「大丈夫です国の許可を取れています。待ち合わせ時間が決まってますので急ぎたいのですからよろしいでしょうか?」


「はい、構いませんわ。」


「ファインシーの馬車が先に行きますのでその後を付いてきてください。」


馬車の後を付いて行くと山の麓にきました。魔法で隠してありましたがトンネルがあります中も不思議な魔法がかかっているようです。キーワードを唱えてトンネルを使えるようにしていますファインシー姫様の馬車を追いかけて中に入りました普通のトンネルですね。もっと変わっているかと思いましたが安心しました。道が良いので馬車の速度を上げ出口を目指してます半日以上馬車を走らせ出口に着くとファインシー姫様の馬車が止まりました。


「もう少し行くと町に着きます、そこで一泊してから王城を目指します。」


カーディナル殿下がこちらに来て説明してくれました。トンネルでしたから景色が見えず馬車の旅がつまらなく思いましたがこれで少しは違いますね、しばらく行くと町に着きました門から町に入ります。疲れましたので宿に到着すると部屋に入り簡単な食事を取り直ぐ休みました。


「お嬢様、おはようございます。」


リリーが朝の準備をしてくれます。ララは荷物をまた馬車に持って行ってくれてるそうです。


「おはようリリー、今日も良い天気で良かったわ。」


景色を見ることができますね。簡単に朝食を済ませ出発します。待ち合わせ場所まで急いで行きたそうなのでライ達の騎獣と同じ魔法具を貸してあげる事にしました。魔法陣を描き直しは時間がかかりますから。


「カーディナル殿下急ぐのでしたら魔法具を貸しますわ、騎獣に付けると早く走れますわ。」



今の速度の倍速く走れますわ使ってください。


「ありがとうございます、シリスティア嬢お借りします。」


これで早く着く事ができますね。このスピードで走ると気持ち良いですね。前世知り合いのお母さんが車を運転すると人が変わったようにスピード狂になってました、高速道路を160キロで走って車をビュンビュン飛ばされたときは流石に怖かったです。本当は夕方に着くはずでしたが、昼すぎには目的の場所に着きました。


「ありがとうございますシリスティア嬢のお陰で早く着きました。」


時間は守りたいですから。


「お役に立って良かったですわ。」


でも、小腹が空きましたわ時間がありますから残りの肉で焼き鳥でもしますわ。


「時間がありますので残りの肉で焼き鳥でも食べませんか?」


一緒に食べましょうね美味しいですよ。ファインシー姫様はワルワル鳥が駄目なようでしたのでクックをライ達に捕まえてもらい調理しました。


「そうですね、お昼は軽食でしたのでいただきます。」


リリー達に準備をしてもらい焼き鳥を焼きます。魔法具で焼くのですぐできました。皆美味しいと言って食べています。お腹いっぱいになった時フライが突然言い出しました。


「お嬢様、騎士達が飛べる姿を見せるぜ!」


フライが張り切っています。やはり自分の成果をみせたいですよね。


「皆行くぜ!遅れるなよ!」


やる気満々のフライですが、騎士達は顔が青くなってますよ大丈夫ですか?


「「「「「「「はい!魔王様!飛行変身!」」」」」」」


いい返事が聞こえてきました。飛んでくれるようですね。


「本当に飛べるようになったのですね。良かったですねカーディナル殿下。」


カーディナル殿下も笑顔で喜んでくれています。


「はい、フライのお陰ですね。」


フライやガイとも仲良くなって良かったですわ。お友達が増えるのはいい事ですわ。騎士達の飛ぶ姿を眺めていると王城から騎士達が来たようですね。でも、凄く慌てていますどうしたのでしょう?


「殿下!大丈夫ですか!」


騎士達がカーディナル殿下のもとにやって来て殿下を守るように取り囲みました。


「何を慌てている!」


飛ぶ騎士達を見て勘違いしたみたいです。


「殿下!空を変な物が飛んでいますお気をつけください!」


カーディナル殿下を心配して慌てたみたいです。


「大丈夫だ、あれは騎士団長達だ。」


やはりカラフルな色ですから目立ちますね。


「え?えええええーっ!本当ですか!」


凄く驚いています。そうですね久し振りにあったら空を飛んでいるとは普通は思いませんからね。



「信じられません!騎士服が違います!」


カラフルでいいと思いますが。


「間違いない!心配しなくても大丈夫だ。」


カーディナル殿下の言葉に騎士達が静かになりました。フライと騎士達がこちらにきます。


「お嬢様、騎士達が上手く飛べたぜ!」


「ええ、かっこよく飛べてましたわフライご苦労様。」


「魔王様ありがとうございました。全員飛べるようになりました。」


騎士団長がお礼を言います。その言葉を聞いていた王城から来た騎士達が口を開けたまま驚きに固まってます。


「魔王様とは、騎士団長達に一体何があったのですか?」


「いや、騎士団長達は本物か?」


「偽物かも知れないぞ!」


「新しい殿下の試みか?私は嫌だぞあの服を着るのは。」


小声で数人の騎士達が話してました。飛んでた姿で疑惑がましたようでした。カーディナル殿下が説明して納得してもらいました。まあ、変身をやり直して爆発音と煙幕を見たとき王城から来た騎士達はひっくり返りましたわね、腰が抜けた人もいたみたいです気の毒でしたわ。

小話


ファインシー姫様とカーディナル殿下の会話


「お兄様!どうして間違っていると言ってくれなかったのですか!」


「せっかくとって来てくれたので言えなかったんだ。」


「うっ、私だけワルワル焼き鳥食べれませんでしたわ。お兄様の意気地なし!」


「……」


「シリスティア様にお兄様の恥ずかしい話を教えますわ!」


「わー!すまない許してくれ!」

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