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第六十話

次回更新は10月17日朝です。

昨日は飛行訓練をしましたが、騎士の皆さんは飛べませんでした。今日も、訓練をするとの事ですので見に来てみました。ふふ、楽しみですね。


「おはようございます、シリスティア嬢。今日こそ我が騎士達が飛んでみせます。」


カーディナル殿下の意気込みが伝わりますわ。


「おはようございます。はい、これを差し上げますわ。カーディナル殿下だけ飛べないのもおかしいので、騎士達と飛べるように特別製の飛行魔法具ですわ。」


特別製ですわ。飛べるのはもちろんですが、周りの静電気を集めて魔力で強化した電気を雷のように落とします。魔法陣が展開され、指先で狙いを定め撃てるようにしてあります。武器なしでは危ないですから使ってくださいね。


「え!特別製?私も飛べるのですか!」


驚いてますね。カーディナル殿下は遠慮深い人ですね。


「武器になる物も付けましたわ。魔法陣を指先に展開させ狙いを定めて撃ってください。キーワードは簡単で、イナズマショット!ですわ。」


長くすると分からなくなったら困るので簡単にしてみました。


「そんな事ができるのですか!!」


驚いてますね。できますよ、頑張ってくださいね。


「飛んでる姿を見せてくださいね、楽しみにしてますわ。」


カーディナル殿下の衣装は豹柄にしてみました。野生的にみえるようにしてみました。似合うかしら?


「殿下、私達が先に飛びます。見ていてください!全員いくぞ!」


騎士団長の号令で皆行くようです。わくわくします。


「「「「「「「飛行変身!」」」」」」」


煙幕から騎士達が飛びだしました。え?


「うああああーっ助けてくれ!」


「高いよー!怖いー!」


「ひやーああああーっ助けてくれ!」


「あああああー!ひー!止めてくれー!」


「ぎやああああああーっ!」


騎士達は叫び声が聞こえます。飛びすぎて見えなくなりましたわ、騎士団長と騎士副団長の声は聞こえなかったけど大丈夫かしら?


「見えなくなりましたわ、何処まで行ったのかしら?」


魔力を流しすぎたようですね。「少しで良いです。」と言いましたのですけど、帰って来れるかしら?


「私が探しに行きます!飛行変身!」


豹柄の、カーディナル殿下は迫力が増しましたわ。効果音は付けませんでしたが、これはこれでいい感じですね。


「お嬢様、俺が殿下の補助をして騎士の人達を連れて来てあげますよ。」


ライが行ってくれるなら安心ですね。


「ライ、カーディナル殿下達をよろしくね。」


ライにカーディナル殿下達の回収をお願いしました。ついでに、私の作った魔法具に反応する探知機を持たせて、場所を特定できるようにしたので見つかると思います。思ったより飛行するのは難しいみたいです。でも、慣れればライ達みたいに飛べますので練習あるのみですね。

小話


ライ達の会話


「ライ、カーディナル殿下の騎士達大変ですね。」


「ああ、可哀想だな。」


「まあ、お嬢様の実験に付き合うのは大変ですから。」


「俺たちの分が、減って楽だから放っておこう。」


「ぎゃははははー!見てみろ面白いくらい飛ばされてるぜ!俺が飛べるように教えてやるぜ!」

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