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従兄妹が語る前世小学生の時のシリスティア秘話。

シリスティアが凶悪顔をイケメンと言っている訳の話をあげるのが遅くなりました。ごめんなさい。分かりにくい書き方だったと反省しています。後で分かりやすいように書き直したいですね。次回更新は10月6日朝です。

俺の従兄妹は変わっている。俺の趣味の話を真剣に二時間以上も聞いてくれたり女の子に振られるとよく慰めてのくれる。ある時一人で公園でベンチに座ってお菓子を食べていた高校生で俺と同級生だった男と友達になったそうだ。従兄妹が小学生の頃テストの結果が悪くて捨てようとしたテスト用紙が飛ばされた時拾ってくれた人だと。


「おい!チビ落としたぞ。なくすと困るだろう。」


「でも、テストの点数が悪かったの。」


「分からない所は教えてやるよ、次は良い点が取れるさ。」


「うん!ありがとうお兄ちゃん。」


「おっ、良い子だなお菓子をあげるから頑張るんだぞ。」


「わあい!美味しそう!これ珍しいお菓子だね。」



後で聞いた時冷や汗をかいた。そいつはこの辺で有名な族の総長だったからだ。金持ちの息子だが親と仲が悪いと聞いていた。目付きの怖い男だったが、従兄妹はイケメンのお兄ちゃんだよ。と平気な顔であっているらしい。ある時、家に用事で母親と来た時に聞いてみた。


「まだあの男と会っているのか?」


叔母さんに言っても大丈夫としか言わないし。


「え?お兄ちゃんのこと?この前遊びに連れて行ってくれたよネズミランド楽しかった。」


ネズミランド!羨ましい、俺は資金不足で行けないぞ。


「え!ネズミランドに行ったのか、二人で!」


二人では危険だと思うが大丈夫なのか?


「違うよお兄ちゃんのお友達も一緒だよ。お友達の運転するえーと名前忘れたけど凄く豪華な車に乗って行ったよ。」


まさかこの間のリムジンに乗っていたのか!後ろに族を侍らせて走っていた。


「その三人で行ったのか?」


そうだ!俺の勘違いかも知れない。


「ううん違う、他のお兄ちゃんの友達は皆バイクに乗って行ったよ。」


ガーン!やっぱり、お前が乗っていたのか!やめてくれ怖いじゃないか!


「一度聞いてみたかったがあいつの事怖くないのか?目付きがわるいだろ。」


総長やってる男だぞ俺は怖いぞ!


「え?あれはイケメンの標準装備だってお兄ちゃんが言ってたよ。お友達も間違いないって断言してたし、お菓子もケーキも沢山くれるのに悪い人の訳ないよ!酷いよ!剛お兄ちゃん。」


お前完全に騙されてるぞ。お菓子やケーキ!お前いつか誘拐されそうだな。付いて行くなよ。


「ごめん謝るよ。でも、お菓子をくれると言っても付いて行ったら駄目だぞ。」


「うん!分かってる。お兄ちゃんにも珍しいお菓子とかケーキも沢山あげるから、自分以外からもらったら駄目って言われたよ。」


分かって忠告してくれたのか?いやあいつも危ない男の一人だぞ。


「他の友達とは遊ばないのか?普通の友達と遊んだ方がいいぞ。」


たまには小学生の友達と遊びなよ。心配だぞ。


「新しい友達できたよ!お兄ちゃんとライバルだった人だけど今は仲良しになったの。イケメンだよ!」


ラ、ライバル!敵対してた族の頭かよ、お前のイケメン発言は信用できない!多分そいつも俺の記憶では凶悪な顔していたぞ、世間じゃイケメンとは言わないからな!なに考えてるんだ!とんでもない奴と友達になるのはやめてくれ!

登場人物紹介

シリスティアの前世の従兄妹

シリスティアの前世のお友達

目付きの悪い族総長

凶悪顔の族頭

小話

「お兄ちゃん、従兄妹の剛お兄ちゃんが同級生の友達と遊びなさいって言うからしばらく遊ばないよごめんね。」

「俺たちと遊んでくれないのか!」

「えーとバイクは危ないから駄目って言われたの、お友達も同じ事言ってたのごめんね。」

「バイクはやめる!それなら遊んでくれるか?」

「うん!危なくないならいいよ!」

「うおーやった!約束だ。ほらお菓子食べなケーキもあるぞ。」

「こっちのも美味しいぞ」

こうして何故か真面目になっていくのでした。

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