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第五十五話

次回更新は10月4日朝です。

焼き鳥を食べてお腹一杯になりましたので、お茶でも飲んでゆっくりしています。ファインシー姫様が私に話しかけてきました。


「シリスティア様、焼き鳥は美味しかったですわ。あんなに美味しいお肉を食べたのは初めてですわ。」


え?ライアン王国にはワルワル鳥が一杯居ますけど、食べた事ないのですか?お金持ちなのに。


「あれはワルワル鳥の肉ですわ美味しいでしょう。」


珍味としても有名ですから満足してもらえたら嬉しいですわ。


「え?ワルワル鳥なんですか!…そんなお兄様に似てる鳥を食べたなんて。」


真っ青になったファインシー姫様がいます。ワルワル鳥嫌いでしたか?


「姫様!姫様!大丈夫ですか!しっかりなさってください!」


姫様の侍女が慌てて介抱しています。心配ですわ、幾ら美味しくても嫌いな物だったと知ったらやっぱりショックなのですね。


「ファインシー、大丈夫か?部屋に戻って休むといい。」


カーディナル殿下も心配そうですね、治癒でもかけてあげましょうか。


「ファインシー姫様、具合が悪いのなら治癒でもかけましょうか?」


カーディナル殿下にはお世話になってますから治癒くらい直ぐかけてあげますわ。


「もう大丈夫ですわ、ありがとうございます。シリスティア様は治癒も使えますの?」


そう言えば治癒は珍しいと、リリー達が言ってましたわね。ん?侍女の人、足が悪いみたいですわね。お礼に治してあげますわ。


「ええ、多少は使えますわ。カーディナル殿下にはお世話になってますから、簡単な治療しかできませんがお礼に姫様の侍女の足を治しましょう。」


少し引きずっているようですね。大丈夫ですよ、直ぐ治しますから。持っている魔法具を使い魔法陣を展開させます、いつ見ても信号みたいに色がかわるので分かりやすくて良いわ。


「姫様!痛みが取れました。…信じられない奇跡です。」


仕事がら大変でしたね。きっと姫様が好きで我慢してらしたのね。


「シリスティア様ありがとうございます。感謝しますわ。」


ファインシー姫様涙ぐんでますわ。大切な侍女でしたのね。良かったですわ、少しは恩返しができましたわ。


「シリスティア嬢、私からもお礼を言います。ファインシーの大切な侍女を助けて頂きありがとうございます。」

カーディナル殿下優しい人ですね妹にも慕われているのですね。



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