第四十四話
次回更新は9月19日朝です。
カーディナル殿下に、キンシーセン侯爵を呼んで来てもらいました。ビビアン様を見たら、びっくり間違いなしですわ。
「シリスティア嬢、侯爵を呼んで来ました。」
お使いご苦労様です。よく前世TVで見てましたわ、はじめてのおOOい殿下版ですね。
「ありがとうございますカーディナル殿下。頼りになりますね。」
お礼を言うと嬉しいそうにしてますわ。凶悪顔ですけど分かりますわ。
「シリスティア様、何か私に用があるそうですが何でしょう?」
そう、びっくりしてください。
「ええ、女神ではないですが天使が居ますわ!」
貴方だけの天使ですわ。喜んでくださいね。
「天使ですか!女神様の部下ですね!合わせてください!」
喰いつきが良いですね。期待した目をしてますわ。
「お触りはなしですよ!約束しますか?」
婚約者とは言えお触りは駄目ですよ。
「もちろんです。約束します!」
後で後悔してくださいね。約束しなければ良かった!って言いそうです。
「では、こちらにどうぞ。カーディナル殿下はここで待っていてくださいね。」
え!駄目なんですか?って顔しても入れませんよ。あれは、侯爵様だけの天使ですから。
「私は駄目なんですか!」
駄目ですよ。ビビアン様は恥ずかしいのを我慢して着ているのですから。
「はい、天使の希望ですからしょうがありません。」
諦めてくださいね。粘るなら変態認定しますよ!
「そんな…」
残念そうに言われても無駄です。
「カーディナル殿下は後で私と練習ですよ忘れてませんか?イメージトレイーニングでもしていてください。期待してますよ。」
練習するのですから大丈夫になってくださね。
「うっ、わ、わ、分かりました!」
焦って転んでますね。痛くありませんか?大丈夫なようですわ。
「さあ、天使と対面ですわ!」
侯爵様行きますよ!覚悟してください!
「て、天使はどこに!見えませんぞ!」
特別に白いマントを作りました。
「ここですわ!リリーマントをとって!」
現れたビビアン様に釘付けですね。可愛くなったでしょう!
「おお!素晴らしい!天使様ですな!ん?あああーっビビアン!!」
気が付いてくれましたね。驚きましたか!素敵でしょう!
「ビビアン様ですわ、素敵でしょう!」
驚いて口をあんぐり開けた侯爵様は見ものですわ。
「ビビアン!君は女神様に天使にしてもらったのだな!素晴らしい私の婚約者が天使になった。アリリス神感謝します!」
ビビアン様認めてもらえて良かったですね。
「セイジュ様、わ、私似合ってますか?」
「何時もの姿より今の天使の方が素敵だぞ!白く包まれた脚が素晴らしく気に入ったよ!だが、他の男に見せたくない!」
そうですよね、自分だけの天使でいて欲しいのですわ。
「はい!セイジュ様!」
嬉し涙を流すビビアン様は可愛いですわね。ふふ、侯爵様の視線が脚に釘付けですわ。やはり従兄弟と同類でした。