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侍女ララside

次回更新は9月14日朝です。あの時の事をあげてみました。

うちのお嬢様は、とっても変わっています。神殿以外滅多にいない治癒術を簡単に使えますし、魔法具も作れます。無知な私でも、どれ位の価値があるか分かりますから。

でも、魔法具の実験だけは遠慮させてください!


「今度は、リリーとララに魔法具を作ろうと思っているの。もらってくれるかしら?」


お嬢様が楽しそうに言ってきます。魔法具?どんなのですか?


「私達のですか?嬉しいですけど、もったいないです!」


リリーがお嬢様に言いました。私もそう思います。


「私があげたいの、だからもらって欲しいですわ。」


お嬢様、私達にくださるとはお優しい方です。感激で涙が出そうです


「「お嬢様、ありがとうございました。」」


それから魔法具に使う服を縫って欲しいと言われ、リリーと二人お嬢様に言われるまま服を縫いました。


「お、お嬢様、この裾は短くないですか!」


これはスカート部分だと思いますが凄く短いです!


「え?大丈夫よ!短いままでいいわ。絶対領域を守るのはロマンだと聞いたから。」


絶対領域って何ですか!ロマンとはどなたが言われたのですかー!


「絶対領域とは何でしょうか?ロマンとは?」


聞いてしまうと終わりの様な気がしますが知りたいです。


「私の昔の知り合いが言っていたわ。男にとって絶対領域は外せない!見えそうで見えない所にロマンを感じる。って言ったわ。」


その知り合いとは男の人ですか?凄く嫌な感じがします。


「お嬢様、やっぱり長くしませんか?」


長い方が良いと思います。お嬢様考え直してください。


「え!駄目よ!可愛くないわ!スコートを着たら大丈夫よ!」


お嬢様、スコートとは何でしょうか?また知らない言葉を聞きました。


「スコートとはどんな物でしょうか?」


バンバン嫌な感じがしてきました。大丈夫でしょうか?


「下着の上に着る可愛い物よ。ララには白よ!多くの人が望む色だわ、リリーは大人っぽいので黒よ二つともレースの編みのフリル付きの可愛いものそこに原案があるでしょう。」


やめてー!私達が着るのですか!お嬢様!これも大きさが丸わかりですが!


「お嬢様!この胸当て見えそうです!大丈夫ですか?」


このサイズリリーのだけど、ギリギリで見えそうか見えないかね。


「大丈夫よえララ!あとで、錬金術で形を甲冑みたいに硬くしてあげるからピッタリだと思うわ。」


形ですか!このサイズのまま胸の形…いやああああーっお嬢様!丸分かりです!恥ずかしいです。


「お嬢様!服の裾が短かすぎます。」


リリーがこちらの事を知らず訴えてますが無駄です、お嬢様には勝てませんよ。


「大丈夫よリリー、敵が来た時しか使わないわ。」


リリー、諦めるしかないわ。


「お、お嬢様!胸が見え過ぎでは!」


リリーが無駄に抵抗してますが、勝てないわ。


「え?リリーもララも大きいから、邪魔にならず戦えるよう押さえ作ったのよ。」


お嬢様にそんなに楽しそうに言われたら断れないわ。できた服をお嬢様が次々魔法を使い仕上げて行きます。


「できたわ、リリーララ着てみて。」


素晴らしい笑顔を浮かべたお嬢様がいます。


「「はい、お嬢様」」


観念して着ることにしました。



「普段はこちらの侍女服よ。これも強化してあるけど、キーワードは「悪は許しません!」よ。」


台詞も言うのですか!恥ずかしいです!リリーも真っ赤になっています。


「……本当にしなくてはいきませんか?」


リリーが頑張って言ってくれますがお嬢様がくキラキラした目で見られたら断れないです。


「さあ、やってみて!見たいわ!」


リリーが涙目になってます。



「成功したか、分からないからお願いね。」


やっぱり実験なんですね。お嬢様の期待に応えるべく台詞を言いました。


「「悪は許しません!」」


言葉と言うと短い服に変わりました。ものすごく恥ずかしいです。変身する時がこない事を祈るしかないです。お嬢様!実験はもう勘弁してください!





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