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第三十四話

次回更新は9月4日朝です。

あの後叔母様の元に向かいました。心配そうな顔をした叔母様と叔父様がいましたわ。


「シリスティア!大丈夫なの?騒ぎに巻き込まれたと聞いたけれど。」


大丈夫ですわ。私の側には凄い人達がいますから。


「はい、大丈夫ですわ。カーディナル殿下とライ達とリリー達が助けてくれましたから。」


そう、素敵でしたわ。カーディナル殿下の剣の腕も凄いけど、ライ達はかっこいいしリリー達は可愛いですもの。


「侯爵夫人、お話があります。聞いていただけますでしょうか?」


カーディナル殿下が凶悪顔をしながら真剣に話していました。


「カーディナル殿下お話とはなんでしょうか?」


叔母様が睨まれて後ずさっているのがわかりました。やっぱり怖いのですね。後ろにいた叔父様にぶつかってましたわ。


「シリスティア嬢の事です。彼女が狙われています!守りたいのです。私の国に招待したいのですが、許可をいただけないでしょうか?」


話を聞いた叔母様が驚いています。叔父様もそんな事は知らないぞ。と小声で呟いてます。


「シリスティア!本当なの?」


先ほどカーディナル殿下が、教えてくれましたので本当だと思いますわ。


「ええ、多分間違いないと思いますわ。」


カーディナル殿下が頷いています。


「では、カーディナル殿下はシリスティアを守ってくださると。」


叔母様が、カーディナル殿下を食い入るように見たかと思うと真剣な顔をして尋ねました。


「はい、全力で守ります。彼女の意に染まぬ行ないはしません。誓約を立てても構いません。」


友達になったばかりの私に、そこまで言ってくださるなんて、カーディナル殿下は誠実な方なのですね。


「そこまで言ってくださるなら、カーディナル殿下を信じますわ。シリスティアをお願いします。」


叔母様、私の事心配してくださりありがとうございます。叔父様も静かに話しを聞きながら頷いていましたわ。


「明日にでも、出発しても構いませんか?」


え!明日出発ですか!早すぎませんか?


「え?明日でしょうか?」


カーディナル殿下が凶悪顔がもっと鋭くして、訳を話してくれるみたいです。


「彼等が気付く前に、この国を出た方が危険が少ないと思います。」


危ないのですか?それなら仕方ないですね。


「ライ達とリリー達も一緒に連れて行きたいわ。ダメかしら?」


でも、ライ達とリリー達を連れて行きたいですわ。側にいてくれると楽しいですから。


「そんな事はありません。彼等護衛と侍女達は素晴らしい主人思いの優秀な人達です。貴女の為にも気心の知れた者たちがいた方がいいと思います。」


カーディナル殿下は分かってくださるのですね。流石気遣いのできる男ですわ。


「ありがとうカーディナル殿下、そうさせてもらいますね。」


話が決まり叔母様の屋敷に帰る事にした私は、お花つみに行きました。そこでまたトラブルに巻き込まれるなんて思いもしませんでしたわ。

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