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第二十七話

次回更新は24日です。

何故か叔母様と一緒に、今度王城での舞踏会に出席する事が決まっていたわ。とても嬉しそうに微笑んで、パートナーにはライアン王国皇太子カーディナル殿下に決まっている。と叔母様に言われ驚いています。


「叔母様、何故カーディナル殿下ですの?」


皇太子ですもの、パートナーの相手には、困らないと思うのだけど。自国の貴族女性は名乗りをあげなかったのかしら?信じられないわ。


「カーディナル殿下に、この前国に戻る時に言われてたのよ、もし今度自分が招待された舞踏会があった時には、シリスティアにパートナーになって欲しいとお願いされていたの」


ええ!そんなに早くからお願いされていたのかしら?もしかして、仕事以外は女性と話しを余りしないと言うのは嘘ではなかったのね。私だと友達だから喋れるからかしら?でも、目立ちたくないわね。他に誰かいないかしら?そうだわ!


「シードお兄様ではダメなのかしら?」


従兄弟のシードお兄様ではダメなのかしら?お願いしたいのだけれど。


「それは無理だわ、婚約者と一緒に行くから駄目よ。今度の舞踏会は他国からの賓客も多い大きな物だし、招待されたカーディナル殿下と一緒出てくれないと困るわ。貴女には悪いけどパートナーになる事を承諾していたのよ。」


シードお兄様、婚約者がいたのね。それは仕方ないわ。でも、叔母様が私の返事を聞かずに勝手に決めていたのね。パートナーなしでは恥をかいてしまうから、知らない相手よりはいいかもしれない。

叔母様の話では、今度の舞踏会は久し振りにとても大きなもので催し物も色々あるので楽しみだと言ってましたわ。


「分かりましたわ叔母様。」


諦めてカーディナル殿下と出るしかないわね。でも、カーディナル殿下の凶悪な顔に逆に近付く人が居ないかもしれないわ。可哀相だし気の毒だから一緒にいてあげないとダメかしら?


「頼みましたよシリスティア、カーディナル殿下をお願いね。」


叔母様からのお願いで、舞踏会でカーディナル殿下と出る事になってしまいました。ダンスは余り得意ではないのですが仕方ありませんね。

他国からも沢山の招待客がくると叔母様が言っていましたわ。母国の人達も呼ばれているのかしら?色々言われるのは勘弁して欲しいわ。今は楽しい生活をしているのだから関わりたくはないわね。


「お嬢様、舞踏会の時は精一杯飾らせてもらいます。」


リリー、手に力が入っているわ凄い意気込みね。ほどほどでいいわよ。


「リリー達に任せるわ。お願いね。」


言った途端ララも笑顔になったわ。舞踏会も久し振りだから自信がないわ、何かあった時の為の防護用の結界も持って行くけど、リリーとララとライ達も控えて居るから大丈夫ね。



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