表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/136

第二十六話

次の更新は22日です。

今は化粧水瓶作りにはまっています。でも、そろそろ別の物を作りたくなりましたわ。戦うメイドさんも良かったですがライ、ガイ、フライに新しいコスチュームでも作ってみたくなりました。どんなのにするか迷いますね。


「リリー、ララ、ライ達に新しい魔法具に加工した戦闘服をプレゼントしようと思うの。受け取ってくれるかしら?」


リリーとララにあげたのも素敵だったから、ライ達にも素敵な物にしなくてはダメだわ。


「大丈夫ですわお嬢様、ライ達は喜んで受け取ってくれるとおもいます。」


リリーが言ってくれるなら間違いないわね。どんな格好がいいかしら?前世未来スーツだと可笑しいし悩むわね。


「そうですよ、お嬢様がくれた物を要らないなんて間違っても言いませんよ!」


ララも断言してくれるから大丈夫だわ。やっぱり剣と魔法の世界ですもの、かっこいいマントは必需品よね。マントには龍の刺繍がいいかしらそれとも般若?タイガー二頭にした方がいいかしら?魔法で作れば簡単にできるはずよ。いや、ライ達一人一人別々にした方がいいわね。あ!そうだわ!毘沙門天の刺繍もかっこいいわね迷うわ


「質のいいマントと騎士服一式、ライ達のサイズに会う物を用意してくれるかしら。」


騎士の服を魔法で少し作り変えればもっとかっこいい服になるはずだわ。ふふふ楽しいわ。


「はい、かしこまりました。」


どんなのがいいかしら?魔王みたいなマントもいいけど、前世高校の体育祭で使う応援団の羽織りも捨てがたいし鉢巻姿もいいと思うし、戦国武将みたいな兜でも頭にかぶるのもやらせてみたい。いっそ三段階のバージョンアップでみんなできるのもいいかもしれないわ。


「そうだわ!みんなできるようにするわ!夢は大きく魔法があるから変身よ変身!」


ブレスレットタイプの魔法具にするわ。宝石の中に魔法陣を書き込んで発動呪文を唱えさせないと、決め台詞は何にしようかしら?


「お嬢様、へ、変身ですか?」


ララ、貴女達は一回衣装が変わるけどライ達は思い切って三回変身よ。


「そうよ!決め台詞は「俺に任せろ!」が第一変身で「俺が全てを守る!」が第二変身で「悪い奴らはお仕置きだ!」が第三変身なのよ。」


「……お嬢様、そ、それ言わないと駄目なんですか?」


「決め台詞がないと寂しいでしょう。三人に言ってもらって音声認識登録しないとダメだわ。」


リリーが騎士服一式持ってきたわ。さあ、魔法陣を書き込まないと三段階変身と音声認識登録は初期登録を本人達にさせないといけないわね。

ライ達のかっこいい姿を早く見たいわね。魔法陣を書き込んで魔力を流しイメージを固め変身時の衣装と力を決めたわ。第一変身は魔王タイプでマントに般若はライ、昇り龍はガイに、タイガー二頭が戦う姿はフライに決め刺繍を魔力でマントに書き込みどんな攻撃も弾いてしまう効果を入れ、第二変身には羽織り袴に鉢巻をなびかせて凛々しい姿になる。これには防御結界を城単位で張れる物で敵認識すると結界の外に弾かれるようになっている魔法陣を書き込み、第三変身には戦国武将みたいな鎧武者風の衣装で一度に百人斬りできる剣を装備させ、鎧には剣も魔法も弾く魔法陣を書き込んだわ。ふう、疲れた。


「ララ、部屋の前で護衛をしているライ達を呼んできてくれないかしら。」


ふふ、もうすぐね。楽しいわ。


「はい、お嬢様かしこまりました。」


リリーが用意してくれたお茶で一息つきながらライ達を待ちました。


「お嬢様、お呼びでしょうか。」


喜んでくれるかしら?素敵に変身した姿を見せてね。


「ええ、護衛用の魔法具で戦闘服を作ったの。登録したいから、今から言う台詞を言ってくれないかしら?」


台詞を聞きたいわ。声もいいから楽しみね。


「台詞ですか?構いませんが何を言えばいいですか?」


ガイが聞いてきます。私が考えたの。男らしい台詞だと思うわ。


「このブレスレットを付けて「俺に任せろ!」と「俺が全てを守る!」と「悪い奴らはお仕置きだ!」と言う言葉で三段階変身よ。やってみて欲しいわ。」


あれ?三人とも固まった?どうしたのかしら?


「お、お、お嬢様!言わないと駄目ですか?」


フライが慌てて聞いてきました。どうしたの?登録しないとダメよ盗難防止ですわ。


「ええ、登録できないと困るわ、これは貴方達専用だから」


そうよ、他の人にはあげたくないわ。


「もっと違う台詞では駄目でしょうか?」


ライが尋ねます。無理よ、もう魔法陣に組み込んだから。


「もう書き込んであるから無理だわ。さあ、台詞を言って登録よ!」


やってやるって顔を、三人ともしたわ。言ってくれるみたいね。良かった。


「「「俺に任せろ!」」」


成功しました!涙目になりながらライ達全員変身してくれました。変身する度、項垂れるのは何故かしら?かっこいいのに泣かなくてもいいと思いますわ。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ