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第二十三話

静かな生活を満喫していると、叔母様が部屋に飛び込んできました。荒い息をあげながら私に近付いて目をキラキラさせています。どうしたのかと思い声をかけました。


「叔母様、どうなさったのですか?」


凄く機嫌がいいわ、何をどうしたらこうなるのかしら?


「シリスティア!貴女あんなに可愛いものが作れるの!私にも作ってくれないかしら?」


叔母様は、この間侍女長キリの持っていった物を気に入ったのね。良かったわ。


「ええ、いいですわ叔母様。どんなものがにしましょうか?」


叔母様だったら薔薇の花の形が似合いそうね。


「可愛い物に綺麗な形の物をお願い。」


嬉しそうに笑う叔母様に素敵なのを送るわ。


「叔母様に似合いそうな物をプレゼントしますわ。」


何故か侍女長キリが満足そうな顔で叔母様をみています。喜ぶ顔見て満足しているようですね。瓶を見せたのが間違いないと、「私いい仕事したわね。」て感じの顔してますわ。


「シリスティア、ごめんなさい。この間の物はお茶会の時に自慢したら、知り合いが気に入ってどうしても、と言われあげてしまったの」


悲しげに言われましたわ。そんなこと別に構わないですけど、気にいってくれたのなら嬉しいわ。


「気にいって下さったなら差し上げますわ。」


あげると言った途端よほど嬉しかったのね満面の笑みを浮かべてますわ。


「まあ!ありがとうシリスティア嬉しいわ。お忍びでライアン王国の公爵夫人がいらしてたのよ。私の親友なの、可愛い瓶を見て感激してたから思わずあげてしまったの。」


いえいえ、叔母様にはお世話になっていますから。これくらいで喜んで貰えたら嬉しいですわ。でも、ライアン王国の人とも知り合いなんて、叔母様は交友関係広いですわね。あの国は発展してますしお金持ちの国だと言われてますわ。そんな人達にも気にいってもらえるなんて、頑張って作らないとダメですわね。


「リリー、今から化粧水を入れる瓶を沢山作りますわ。庭園の美しい花を貰ってきてくれないかしら。」


「はい、お嬢様かしこまりました。」


リリーが急いでお花を取りに向かいました。スキップしてましたからリリーも楽しみにしてくれてるみたいですね。楽しく瓶作りをしている私は、叔母様が知り合いにあげた瓶が騒動を起こすなんて知らずに、楽しく瓶作りをしていたのでした。








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