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その2

不定期更新です。休みの人が羨ましい今日も仕事です。ぼちぼち更新していきます。

大変です。リリーとララが謎の渦に巻き込まれ消えてしまったんです。さっき見た、禍々しい竜巻の様な物がなくなってしまい大変です!


「リリー!ララ!どこなのー!」


叫んでも、こだまだけが返ってきます。居ないのだと、納得するしかありません。


「大変だぜ!あの渦何なんだ!」


フライとガイが魔族姉妹に聞いています。


「謎ですね。魔族姉妹!知っていますか?」


「あれは、時空下りじゃないかと思います」


「時空下り?どんなものだ」


ライも説明を聞いて考え込んでいます。


「吸い込んだものを違う所に運んでるです」


「逆転渦だとこちらに珍しい物が落ちて来ますよ」


魔族姉妹が指をさした所を見れば、懐かしい物が沢山落ちていました。


「落ちたものは、あそこに集まっています。詳しく調べるなら、魔王城の禁断書庫に保管されてますよ」


前世でよく見かける物です。もしかすると元の世界に繋がっている?


「急いで調べたいわ、魔王城に出発よ!」


「「「はい!ご主人!」」」


いい返事響きます。泣いていてもリリー達は助けられません。魔王城に出発しました。リリーとララを早く助けなくては!ドラゴンに乗って魔王城に急ぎます。

久しぶりに来ましたが、相変わらず悪趣味な装いは変わりません。某有名なお城と同じ金ピカ城です。キラキラしすぎて眩しいです。昔は魔王城と言えば、私はどろどろの暗いイメージがありましたが実際はもう見事なくらい明るいど派手な城でした。


「退きなさい!ご主人様が通るのよ!邪魔!」


荒い魔族姉妹の様子に、弱い魔族の人々があちこちに逃げ回ります。踏まれている子もいるようです。偶に喜んで踏まれに来る人もいるそうです。変な世界に目覚めたのですね気の毒に。


「魔王城の地下にこんな所があったのね」


「はい、普段は隠してありますから見えません」


隠し扉になってる。これなら分からないわね。やっぱり、城と言えば隠し部屋に隠し通路に脱出用出口忘れてましたが定番でした。魔王城の中を探して探検すれば良かったわ。


「こっちです御主人様、多分この辺にあると思います」


入ると、どこぞの有名な図書館の様に本棚が何階にも別れています。中央階段前の吹き抜けの前にいる私達に、分かる様に本が配置されています。魔族姉妹が何冊か本を運んでくれています。



「これだと思います。あ!書いてありました」


横から読むと、異世界に行く為には魔石のエネルギーを落ちて来た物に座標軸にして、中に残留している異界を通る時に取り込んだ力に、魔石最高値の三倍の力を使えば異界の門を開ける事ができる。と書いてあります。

昔は、魔石が今よりもっと大きく力も強かったので頻繁に異界下をやっていた。けれども力の使いすぎで魔石が小さくなり、エネルギー不足で渡れなくなったという事ですね。


「こっちには、先先代の魔王様の異界渡航記録があります」


そう言って渡された記録を読むと、秋葉原のメイド喫茶に行った、食事が美味しい。ドレスが短く脚の見放題だ、とかどうでもいい事が書いてあるわ。時間軸が私が生きていた時と同じくらい?異界から落ちて来た物が現代に通じているわ。リリー達と入れ替わりで落ちて来た物を使って助けなければ。魔石を作ってエネルギーが溜るまで一月ほどかかりそうだわね。


「時空下の魔法陣を書くわ。大きい程威力があって、成功しやすいようだから皆手伝ってくださいね」


「「「はい、お嬢様」」」


「ご主人、私達もやります。何でも言ってください」


「そうです!何でもします」


「魔族全員使ってください」


嬉しい事を魔族姉妹が、言ってくれました。後でお礼に、可愛い服でもプレゼントするわね。大抵の事はライ達に任せれば大丈夫。魔法陣を書く場所を更地にして地面を固めてもらうだけだから。後は一月後、魔石にエネルギーが溜まったら、なるべく連れて行かれた時間軸に近付けて助けるわ、リリー、ララ、待っていて、それまで辛いと思いますが必ずあなた達の元に行くわ。








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