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番外編王妃様の普通の日常編その1

残業が無い間更新しようと思います。憧れと時系列が一緒の、別連載王妃様付き侍女の日常(異世界飛ばされ編リリー視点)を書いています。この話と交互に更新しようと思います。

私の名前は、シリスティアです。今は、ライアン王国の王妃をしています。結婚して子供を二人ほど生み優しい旦那様のお陰で、お気楽な王妃様をさせて貰っています。


「王妃様、ゆっくり旅行楽しんで来てくだされ」


宰相様が、笑顔で旅行を見送ってくれます。良い人ですね。


「宰相様、本当にいいのですか?私は嬉しいですが」


「はい、陛下は仕事が詰まっていますので行けませんが、帰られたらお話などして貰えればいいと思いますぞ」


今日は、結婚前から知り合いだった魔族姉妹が、宝石の花が咲く谷に案内してあげます、と言われたので王妃専用近衛騎士ライ、ガイ、フライと侍女のリリーとララを連れて旅行に行きます。

今は仕事が忙しい陛下、そう呼ばれると嫌がる。旦那様と呼ぼうとしたら、カーディナル陛下が嫌だ名前でと言われましたが、呼びやすくて短いのでディーと呼んでいます。


「お嬢様、この中は快適ですね。景色も良く見えますし揺れません」


王妃になってからも、私の側に昔から居る五人には、今もお嬢様と親しく呼んでくれます。誰も咎めないので、私としては嬉しいですわ。

ガイ達三人もお嫁さんを貰いました。私の子供達の護衛を作るぞ!と意気込み、私の騎士である事を認める妻求むで呼び込みました。ライは南隣の姫を、ガイは北隣の女王を嫁にしました。フライは西隣りの姫を貰い既に皆、私の子供達と同じ年の子供がいます。残念な事に、リリーとララは女神と崇める人達の所為でまだ独身です。


「お嬢様、このドラゴンを目にした時は驚きました。背中に家が付いていましたから」


ガイがいいます。どうせ乗るなら快適な生活空間がベストでしょう。ドラゴンの周りは、魔族姉妹が護衛して居ますので問題ないと思います。


「本当だぜ!お嬢様、ドラゴンの背中に家を付ける事を思い付くのはお嬢様くらいだな!」


それは嫌味ですか?フライ!睨んでみました。私は心が狭いですから気を付けてくださいね。何時迄も変わらない所は良いですが。


「フライ、言い過ぎだぞ。お嬢様の発想が面白い所は何時もの事だろう」


いいえ、ライ!貴方もフライと遜色ないですわ!


「お嬢様の、作ったドラゴンの背中の家は凄いわね」


「そうね、揺れないわね」


ドラゴンの背中に作った家の評判はいいですわ。傑作だと私は思ってます。しばらく飛び高い山の頂上で、一休みする事にしました。景色がいいので、お茶でも飲みながらゆっくりしたい。リリーとララが、家から出てお茶の準備をしてくれています。妙な音がしたと思った時には、リリーとララが渦の中に吸い込まれていました。


「きゃあああああーっ!」


「いやああああーっ助けて!」


「リリー!ララ!」



後には、何も無かった様に静けさを取り戻していました。リリー!ララ!待ってて必ず助けるわ。





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