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第八話

無くした八話を復活させました。ありがとうございました。

今、傷を治した人の仲間から、夕食をご馳走になっています。

豪華な食事になりました。

テーブルを挟んで、事情を説明してくれるようです。

話を聞くと魔獣に襲われたそうです。

数があまりにも多く、対処出来なかったみたいでした。

治した人はまだ魔法具の影響で眠っています。

体力回復の、魔法陣が展開している為、終わるまで目が覚めません。


やっぱり認識阻害魔法具は、役に立つ物ですね。

私達は、一度も魔獣にも盗賊にも、出会う事がなかったのだから。

今度は、個人用の認識阻害魔法具でも作ろうかしら。

会いたくない人に、会わないようにしたいわ。


でも、こうして見るとこの人達美形ね。

銀青色の髪に空色の瞳均等の取れた身体付きの人を筆頭に、

歴戦の勇者らしい筋肉の持ち主で赤い髪と茶色の瞳。

インテリ風頭脳労働してそうな顔付きの黒い髪に蒼い瞳。

サラサラの茶髪に、涼しい目元した緑の瞳。

周りの視線を一身に浴びてるわ。

嫉妬と妬みが混じった視線を、私達に向けられても困るわ。

こんな人達と、食事をしても居心地が悪くて美味しくないわ。

リリーとララは、流石お父様の選んだ侍女。

冷静に彼らを見ているわね。


「ジュラルドを、助けてくれてありがとう!」


笑顔に、他の周りの人達が惚けているわ。

イケメンの破壊力は凄いですわ。

私には、効かないけど。


「いえ、治って良かったですわ」


「すまない、名を名乗っていなかった。私はフリードだ」


お付きの人ありの、お忍びかしら?

気品があるし、とても普通の一般市民には見えないわね。


「俺はランド、こいつシャルマ、あっちはディーだ。助かった。ありがとう」


「私はシリスティア、叔母の家に行く所ですわ」


「お嬢様の侍女リリーです」


「同じく侍女のララです」


「お嬢様の筆頭護衛ライです」


「同じく護衛のガイです」


「御者兼護衛のフライです」


私の方を、鋭い目をして見てくる!

シャルマと言う人に話しかけられました。


「見たこともない治癒の仕方だけど、神殿の人ですか?」


探るように見てくるけど、どうしてかしら?


「いいえ、違いますわ」


何故?皆んな驚いた顔してるけど、どうしたのかしら?

変な人達。イケメンが口を開けても馬鹿ヅラにはならないのね。


「お嬢様、治癒は一般の人には使えないのが普通なんです」


リリーが溜息をついてる。

ララが視線をそらしたわ。

護衛達は首を振って処置無しって顔してるわ。

そんなにおかしいかしら?


「そうだったかしら?」


そう言えば、治癒の専門は神殿だったかしら。

魔法具作るの楽しくて忘れてたわ。


「フリード様、お嬢様が治癒を使える事は、内緒にしてください」


リリーが、真剣な顔でフリード様に頼んでいるわ。

秘密にしないとダメなのかしら?良くわからないわ。


「分かった。治癒代は幾ら払えばいい?」


真剣な顔で聞かれたら、イケメンの威力が上がるわね。

お金は要らないのに、魔法具試した実験だから。


「え?いらないですわ」


新しい魔法具の実験も被験者なしでは出来ないし(言えないけれど)助かったのはこっちなんですけど。


「これだけの、治癒術を行使して貰ってただでは悪い!」


いや、そんなに必死な顔で言われても困るんですが。


「では、口止め料としてお金は要りません」


面倒ごとは嫌だわ。変な事に巻き込まれたくないし。


「しかし、それでは…」


「気にしないでください。明日、ファンディー国に行くんです。」


ここで、さよならだから気にしないで。


「ファンディー国!私達も国に帰る所です。護衛に加えてください!」


え?この人達ファンディー国の人!

でも、護衛はいるから要らないわ。

魔法具もあるし。


「護衛?彼等がいるから大丈夫ですわ」


あら、護衛の皆んなが喜んでいる。

貴方達は諦めてね。潔く!その方が嬉しいから。


「せめて、恩返しさせてください!」


恩返し…断りづらいわね。どうしよう?


「どうしましょう、リリー、ララ」


この際、リリーとララに丸投げしましょう。


「後方を、守って貰ったらいいと思います」


ララ、ありがとう!視界に入らない方が嬉しいわ。


「ララの、意見どおり後方支援お願いします」


「はい、任せてください!」


思わぬ縁で、謎のイケメン達にファンディー国まで、護衛して貰う事になりました。

トラブルに巻き込まれない事を祈るしかないわね。

むしろ、ライ達の邪魔だけはしないで欲しいわ。













登場人物紹介

謎のどこかの貴族かもしれない人達

主人フリード

その部下

ランド

シャルマ

ディー

ジュラルド

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