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第七十四話

次回更新は12月3日朝です。指が痛くてかけません痛み止めは飲んでますが無理なので少しの間更新はお休みします。ごめんなさい。

昨日は楽しく着せ替え遊びをしました。今日はゆっくりお茶を飲みながら本を読んでいます。魔法具からノック音が聞こえます誰か来たようです。リリーに、見に行ってもらいました。


「お嬢様、カーディナル殿下が話があるそうです。どうなさいますか?」


カーディナル殿下が何か大切な用でしょうか?昨日は、途中で仕事の残りをかたずける為に腕輪を渡した後執務室に戻られたようですが。


「応接室にお通ししてすぐ行くわ。」


聞いてみれば分かるわね。ララに身仕度整えてもらい応接室に急いで行きました。


「シリスティア嬢、突然で申し訳ありません。お願いがあって来ました。」


真剣な顔ですね。凶悪顔をきりりとさせてこちらを見ています。緊張しますわ。


「私に協力できることでしたら。」


そう言うと少しほっとしたようですわ。ピンと張った空気が穏やかになった気がしました。


「実は婚約披露パーティーをする事になりました、大変ですが私と出てもらえますか?」


一応主役ですから出ないとダメでしょう。やはり気にしてたのですか?嫌いではないですから気にしないでいいですよ。


「ええ、良いですわだって婚約者になったのですから。」


そう言うと嬉しそうに微笑みました。どんな無理な事を言われるのかと思いましたけどこれくらいなら許容範囲ですわ。


「ありがとうございます。代々受け継ぐ皇太子妃用の宝石類が沢山ありますので後で運ばせます、シリスティア嬢に私から宝石を贈りたいのですがどんな物がシリスティア嬢はお好きですか?」


宝石ですか?魔法具にしたいので小さい物を沢山くださると嬉しいですね。


「魔法具にしたいですから小さい物を沢山くださると助かりますわ。」


屑宝石でも加工すれば魔法具の機能を付けられますから実験用が欲しいですわね。


「いえ、そうではなく貴女を飾る物を贈りたいのです。私の妃用にキープされていた大粒の宝石が類が沢山ありますので好きな物を作らせて贈ろうと思っています。」


大粒の宝石ですか自分で加工してみたいですわ。前世ダイヤモンドカットしたり有名な宝石類を魔法で真似して作ったら素敵ですわね、こちらで真似して作っても犯罪にはならないので面白いと思いますわ。


「カーディナル殿下、私自分でアクセサリーを作ってみたいですわ。原石をプレゼントしてもらえたら嬉しいですけど…ダメですか?」


大きい宝石加工できるなんてこんな機会でもなければできないですから、リリー直伝おねだりポーズで頑張りましたわ本気で涙が出てきました。


「ぐふっ、わ、分かりました。沢山宝石を持って来ますから好きに使ってください!それでは失礼します。」


何故か鼻をおさえたまま急いで帰ってしまいましたわ。お仕事が忙しいのですね大変ですわね皇太子ともなると。


あの後直ぐに、カーディナル殿下から皇太子妃用宝石箱と未加工の宝石類が山のように贈られました。大粒宝石にびっくりしました。宝石の鉱山があるのは知っていましたがこんな大きな物を贈られるとはやっぱりこの国はお金持ちですね。





小話


ライ達の会話


「おい、殿下また鼻血出しながら走って行ったぞ。」


「見ましたよライ、またお願いでもされたのでしょう。」


「今リリーに聞いたぜ!宝石を自分で加工したい魔法具作りたいとお願いしたらしいぜ!」


「手段を選ばないお嬢様だな。お願いポーズしたんだな。」


「純情なカーディナル殿下ならイチコロですね。」


「ぎゃははは、ガイの言う通りだぜ!」


処置なしだと思われてるカーディナル殿下でした。



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