第七話
所どころおかしい箇所を書き直しています。すみません。
今日は、国境近くの町を目指して出発します。
朝から荷物を馬車に積み込んで、準備がもう終わるようです。
馬車に乗り込みます。
「お嬢様、どうぞお乗りください」
「ありがとう、急がせてごめんなさいね」
「いいえ、お気になさらないでください」
馬車を急がせ国境のある町に夕方に着きました。
妨害を受けずに進むと、やっぱり速くなります。
魔法具があると楽ね!うふふ。
帰りにリリー達に持たせましょう。
回数限定で、消滅するように魔法陣を組めばいいわ。
「お嬢様、ここで一泊してから、明日国境を越えましょう」
「任せるわ、お願いね」
宿に着き入ろうした時、大きな声が聞こえました。
「誰か!助けてくれ!!仲間が死にそうなんだ!!」
酷い傷みたいね。あの魔法具試してみるチャンス!
「私で良かったら治しましょうか?」
「出来るのか!頼む!」
イケメンだわこの人、でも旦那様で見慣れているから興味ないわね。
「お嬢様!いけません!」
ララって心配性ね、本当に優しい子。私は大丈夫よ。
「酷い怪我なのよ、見捨てられないわ」
この魔道具、使って見たいからやめないわ。
綺麗に魔法陣描けてるのか試したいし。
「早く治してくれ!頼む!」
「宿の部屋借りて!そこに寝かせたら治療を始めるわ」荷物の中から、魔法陣を描いた魔法具を出し部屋に向かった。
「分かった!ランド!シャルマ!急げ!ディーは荷物と騎獣を頼む!」偉そうなイケメンが命令を出している。
「「「はい!分かりました!」」」
急いで部屋のベッドに、魔法具の布地をしき怪我人を寝かせました。
「サーチ!解析!うーん結構酷いわね。ん?これは昔の傷?」
解析結果が魔法陣と共に浮かびます。
現代で言うCTスキャンで見た物を色付きの
もっと鮮明にした映像がうかびます。
古い傷の部位欠損があるわね。
あ!大事な物がない!
「大丈夫なのか!」
「治せるわ、でも、この人宦官なんですの?」
「違う!不慮の事故の傷だ!」
必死な顔で言われた。
何か事情があるみたい、聞かなくていいけど。
「そう?治しても問題ないわね。」
一部分を残して治すようには、この魔法具作ってないから良かった。
「治せるのか!!」
あら、凄く嬉しそう男の人だから気にしてたのね。
「ええ、他の傷と一緒に治せるわ。」
「頼む!治してやってくれ!」連れの人達が一斉に頭を下げた。
男の人に、頭下げられたら敵わないわね。
完璧に治さないとね。
「遺伝子解析!再構築!ヒーリング!」
魔法陣が身体全体を覆い、解析結果が映し出されます。
悪い箇所が、赤く写し出されるように作りました。
悪い所を治し元の状態に戻るように、魔法陣を組みこんでいます。
前世にはなかったのですが、この世界の魔法を使える人には魔法陣を描く器官があります。
それを使い映像化出来ます。
始めて出来た時には、感激のあまり奇声をあげて屋敷の人達に心配されました。
「成功しましたわ」
おお〜!凄いですね。あっという間に治ってますわ。
前世の記憶が役に立ちましたわ。
この魔法具成功ですわ!嬉しいわ、自分で魔法陣を展開すると疲れます。
魔法具にした方が、労力が要りませんから楽ね。
やっぱり魔法って、面白いですからやめられませんわ。