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プロローグ③

 そしてもうひとつ。彼らの頭の中から聞こえてくる声も聞くことができるのだ。最初は、それがどこからの声なのかわからなかった。口は動いていないのに、浩一の声が聞こえてきたのだ。

――お母さんに今日のテスト見せたらヤバいぞ

 いつもより遅い足取りで私の前を通り過ぎていく浩一の頭の中の声。つまり私には彼らの思っている声が聞こえる、ということだと理解するのに少し時間がかかったのだが。

 だからといって、私にはいつもの日常があるだけだ。その秘密は誰にもわからない、知るはずもないのだろうし、それがどんな力なのかさえ私にもわからない。


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