七つの宝⑥地下の宝
おどろおどろしい地下。
ドクロ転がるこの場所に地下の宝がある。
ドクロの転がる暗い地下をランプをかかげて進むとそこには大きな角の生えたドクロと鎧をまとった骨が転がっていた。シーンと静まり返った地下で不気味なドクロとふたりっきりになった若者はドクロに近づいてみる。何も起こらない。
「何もない部屋だな、この巨大なドクロはオーガの骨だろうか?」
カタカタと骨が鳴りだし、骨が組み合わさっていく。ドクロキシオウが現れる。手には大剣をもちこちらにカタカタと何やら話しかけている。聞きなれない言葉にここが古代にダイオーガ族と人間との戦いがあった場所だと案内人の男性に聞いたのを思い出す。
「これは古代の言葉なのか」
「!?」
ドクロキシオウは動揺して突然話すのをやめた。そして、
「我はこの地下の城の王なり。この城の宝を狙いし不届き者、成敗いたす!」
ドクロキシオウは大剣を大きく振り上げた。盾では防げない一撃だ。横へ飛び背後に回り斬りつけると、あっけなく崩れてカタカタ揺れて何度も斬りつけていると、復活した。
「ダメージを負っているんだろうか?」
「一度で倒せると思っていたのか我はこの闇の中では何度だって復活できるのだ!」
若者はどこかこの地下で光のさす場所はないかと見回した。そうしている間にもドクロキシオウは大剣で真一文字に斬りつける。しゃがんで避けて、隙を突いて攻撃する。またバラバラになる。今度は復活するまでの間に光のもれている場所を探す。ゴツゴツとした岩肌をくまなく目を通していく。ここは壁が薄い。
「無駄だ!」
復活したドクロキシオウは突進してきたのを避けるとそこに小さな亀裂が走った。若者は今度は攻撃をせずにドクロキシオウの攻撃を避け続けた。イライラしだしたドクロキシオウは若者が立ち止まった場所へ壁ごと斬りつける。壁は崩れ去り、辺りを朝日が包む。
「お、おのれ…」
若者がうろたえるドクロキシオウのドクロを目がけて体を駆けのぼり破壊する。ドクロキシオウは消え去り、金銀財宝が現れた。黄金は朝日に照らされて美しく照りかえっていた。
「地下の宝の精、ここだけ壁が薄くなっているのは何で?」
「はい、主よ。それは地上へとつづく道を作りたかったからです。そこから緊急時に脱出する予定でしたが、古代の勇者たちの襲撃が早かったのです」
「今まで倒した七つの宝を守ってるモンスターはそのままなの?」
「いいえ、主が全ての宝を手に入れた暁には従者となり、復活します」
領土を次々に手に入れていく若者。
お次は雪山の宝。
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